岸部四郎

大野裕之*1のツィート;


『スポーツ報知』の記事;

岸部四郎さん、波乱人生に幕…5億8000万借金で自己破産、03年から闘病生活
9/16(水) 6:00配信


 グループサウンズザ・タイガース」のメンバーで、テレビ司会者や俳優としても親しまれたタレントの岸部四郎(きしべ・しろう)さん*2が8月28日午前4時33分、拡張型心筋症による急性心不全のため、千葉県内の病院で死去したことが15日、分かった。71歳だった。葬儀は近親者で執り行われた。2003年に脳内出血で倒れ、その後は視野狭窄(きょうさく)、パーキンソン病を患い、闘病を続けながら復帰を目指していた。


 波乱万丈の人生を送った岸部さんが、静かに逝った。駆け付けた「ザ・タイガース」のメンバーで俳優の兄・岸部一徳(73)にみとられ、天国へと旅立った。葬儀・告別式は、すでに近親者で執り行った。

 最後に公の場に姿を見せたのは13年12月、「ザ・タイガース」が44年ぶりにオリジナルメンバーで行った復活ツアー最終公演(東京ドーム)だった。「今回、全員がそろうのは何度も来ないチャンスだと思ったので、無理をして参加しました」。パーキンソン病を発症し歩行が困難なため、車いすでステージに登場。結成以来初めて全メンバーがそろう中、ザ・ビートルズの「イエスタデイ」を熱唱し、晴れ舞台を飾った。

 岸部さんは一徳の誘いを受け、69年に絶大な人気を誇っていた「ザ・タイガース」に、「岸部シロー」の芸名で加入した。71年の解散後、俳優に転向。78年に日本テレビ系「西遊記」に沙悟浄役で出演し、当たり役になった。

 84年から日本テレビ系ワイドショー「ルックルックこんにちは」(1979~2001年)の司会を担当。13年半にわたり、同局の“朝の顔”として活躍した。並行して実業家としても活動したが、事業の失敗や浪費癖が重なり、98年にサイドビジネスで不渡り手形を出したとして同番組を降板。人気司会者の座から転落し、5億8000万の借金を抱えて自己破産した。

 晩年は病との闘いだった。03年に脳内出血で倒れた後、視野狭窄の後遺症を患い、右目の視野が3分の1になった。07年に妻・小緒理(さおり)さんを亡くすと、病状はさらに悪化。パーキンソン病も患い、老人ホームで生活。数年前からは東京近郊の介護施設でリハビリを兼ね、療養していた。関係者によると、復帰への意欲を失うことはなかったという。

 一徳はこの日、撮影のため、コメントを出すことはなかった。所属事務所が代わって「ザ・タイガース時代から応援してくださいましたたくさんのファンの皆さま、芸能関係者の皆さま、治療やリハビリに携わってくださいましたすべての方たちに、心から感謝しております」とコメントした。

 ◆岸部 四郎(きしべ・しろう)旧芸名・岸部シロー。1949年6月7日、京都府生まれ。中学卒業後に印刷製本会社に就職し、2年後に上京。ザ・タイガースのバンドボーイを務め、68年単身渡米。69年加橋かつみ脱退を受け同グループ加入。71年解散。72年「喜劇・やさしくだまして」で俳優デビュー。ドラマ「遠山の金さん」「電車男」「クロサギ」に出演。
https://news.yahoo.co.jp/articles/34b7481cebc50053df61f4c354c6429ab6a20338

最後に聴いた岸部四郎さんの声は、近藤喜文のアニメ映画『耳をすませば*3の中だったということになる*4
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さて、

宮根誠司氏、岸部四郎さん悼む「何度も密着取材をさせていただきまして、お世話になりました」
9/15(火) 15:01配信



 15日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、タレントで俳優の岸部四郎さんが8月28日午前4時33分、拡張型心筋梗塞による急性心不全のため、千葉県内の病院で死去していたことを速報した。

 71歳で亡くなった岸部さんについて、宮根誠司キャスター(57)は「訃報が飛び込んできまして…」と話すと、「脳出血で倒れられて、パーキンソン病も煩って。それから入退院を繰り返されていらっしゃった」と続けた。

 その上で「『ミヤネ屋』では何度も密着取材をさせていただきまして、岸部さんにはお世話になりました。心からお悔やみ申し上げます」と沈痛な表情で話した。

 同番組では、番組の最後に2008年の初取材以来、全22回に及んだ「岸部さん密着企画」を紹介した。

 5年に渡り、体力測定、お見合い企画、ドラマ出演密着、高額宝クジ当選への道など岸辺さんに密着したVTRを見た宮根氏は「あのひょうひょうとした岸部さんの生き方、肩肘張ってない生き方って、何か惹かれるというか。我々も癒やされるというか安心させられるというのが、岸部さんに惹かれた一つの要因じゃないかなと思います」と話した上で「長い間、ありがとうございました。また、岸部さんの取材できると思っていたんですけどね…」と続けていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/008523781466f58c250a9acce26c3be5fde1cb10

しれっと「心からお悔やみ申し上げます」なんて、宮根誠司*5もいい度胸してるぜ、と思った。岸部さんと『ミヤネ屋』といえば、2011年に起きた「吉田健一」事件をスルーするわけにはいかないだろう;


J-CASTニュース岸部四郎の古書を「安値で売却」 「ミヤネ屋」風水企画が波紋」https://news.livedoor.com/article/detail/5303829/


「安値で売却」 で売却されてしまった古書というのは、岸部さん所蔵の『吉田健一著作集』。今読んでもむかつくしかない酷い事件なのだけど、それにもましてショックなのは、宮根誠司にせよ「出雲阿国」なる藝人にせよ、「吉田健一*6という名前に何らの特別な意味を感じ取っていないようだったということだ。この記事にしても、「吉田健一は昭和の英文学者で、古書市場では比較的人気が高い」というメンションだけなのだ。ところで、麻生太郎吉田健一のこと、知ってるよね?