「妖怪研究」か美術研究か

共同通信の記事;


妖怪研究で73歳女性に博士号
百鬼夜行絵巻を分析、愛知県立大

2020/9/30 12:14 (JST)9/30 12:29 (JST)updated



 愛嬌のある妖怪たちが大勢で行進する「百鬼夜行*1の様子を描いた、室町時代や江戸時代の絵巻の研究で、愛知県立大は30日、元学生の名倉ミサ子さん(73)=同県幸田町=に博士(日本文化)の学位を授与した。

 百鬼夜行絵巻*2は、室町時代の絵師土佐光信作とされる重要文化財のものをはじめ、さまざまな時代に制作されてきた。一見おどろおどろしいが、よく見るとユーモアあふれる妖怪が躍動感あるタッチで描かれており、その奇抜さからファンも多い。

 名倉さんは、光信作の絵巻や、江戸時代の絵巻について、さまざまな文献を基に制作意図などを考察し、論文にまとめた。
https://this.kiji.is/683874609218503777

伝説上の怪異現象としての「百鬼夜行*3の研究であれば「妖怪研究」だけど、それを踏まえた美術作品の研究であれば、やはり美術史の研究なのでは?