By herself!

承前*1

Stap Hope Page*2を巡る『スポーツ報知』の記事;


小保方さんHPにネイチャー誌記者「腹が立った」

スポーツ報知 4月3日(日)23時32分配信


 STAP細胞論文の著者で元理研研究員の小保方晴子氏(32)が、STAP細胞に関するホームページ(HP)を開設したことについて、3日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜・後10時)では、科学誌「ネイチャー」の記者の反論コメントを紹介した。

 取材を受けたのは、デイビッド・シラノスキ氏で「正直、これには腹が立ちました。STAP細胞の問題を解決するのに役立つとは思えない。これを真に受ける研究者がいるとは思えない」とコメントした。番組では、小保方氏の代理人弁護士の回答として「本HPに関し、日本のメディアに向けて進んで発信もしておりません」とのコメントを紹介。HPが英語版になっている意図を説明した。

 同番組キャスターの宮根誠司アナ(52)は「素人としては、(STAP細胞が)あるのかないのかいまだにモヤモヤしている」と首をひねっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160403-00000192-sph-soci

ここで引用されている「代理人弁護士の回答」というのは、このサイトの文責が小保方晴子にあることを前提としているわけだ。つまり、サイトにある言葉は彼女自身のものである。了解しました。
さて、


榎木英介*3「小保方氏がホームページで伝えたかったこととは?」http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20160402-00056124/


曰く、


著書「あの日」で、小保方さん信じます、という人が多数出ている。表現の自由だから、本の出版やこうした感想を持つことをとやかくいうつもりはない。ただ、STAP細胞ありなしは、信仰では解決しない。

科学コミュニティで研究成果を認められるということは、簡単なことではない。信じる、信じない、墓場まで持っていくなどは意味がない。根拠を持って証明するしかない。そして今のところ、それはできていない。

小保方さん自身それを分かっているから、こうしたページを公表したわけだ。

だから、もう科学コミュニティ以外の人は、あれこれ言わず放っておくほうがよいのではないか。もちろん研究不正に関する部分には厳しく対処する必要があるが、研究の知識がたいしてないのに、陰謀論を唱えたり、どこぞの研究者がSTAP細胞を証明したとかなんとかいうのは、まったく意味がないし、小保方さんを応援することにすらならない。

本当に小保方さんを支持しているのなら、一般向けの記事であれこれ言ったりするのではなく、クラウドファンディングでもなんでもいいから、お金を集めて、このホームページに従って研究をやってくれる研究者を探したらどうだろうか。

また、


小野昌弘*4「小保方氏の疑問に答える(追記):HPについて」http://bylines.news.yahoo.co.jp/onomasahiro/20160403-00056161/


曰く、


科学の世界において、科学的真実をめぐる論争は、あくまで専門家同士の対決の中で行わなければならない。これは具体的には学会発表や専門誌への論文投稿で激しい論争を行うものである。ところがここで普通の科学者なら想像もしないような行動に出る人もいる。その中でも軽蔑される行為は、わけもわからない一般人を引き込んで声の大きさで争うというような場外乱闘であろう。

つまり科学的論争を行うつもりならば、ホームページや手記は無用であり、小保方氏は論文を書いて相応の雑誌に投稿すべきである。ただし、2つのSTAP論文は(今小保方氏が主張しているSTAP現象も含めて)2015年に科学誌Natureが掲載した2研究グループによる小論文によって完膚なきまで否定されており、論争の余地はない。それでも自分の「信念」で挑むなら、やってみれば良いと思う。誰も止める人はいないのだから。