局内で

承前*1

「ジャニーズ問題 “NHK内で複数回 性被害に” 男性が証言」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231009/k10014220031000.html


曰く、


NHKの取材に対し、ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えているのは、現在30代の男性です。

男性によりますと、高校生だった2002年の秋、ジャニーズ事務所の「ジャニーズJr.」が出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」に出演を希望していたことから、東京 渋谷のNHK放送センターを訪れ、ダンスの練習に参加したということです。

その際、会場に来ていたジャニー喜多川氏から休憩時間に声をかけられ、部屋の外の男性用トイレに連れて行かれると、個室の中で下着を脱がされ、性被害に遭ったと証言しています。

男性は大きなショックを受けたということですが、当時、ジャニーズ事務所のアイドルを目指す思いが強く、その後も事務所から連絡を受けると、週末練習に参加したということです。

その間、5回ほど局内のトイレの個室で同様の被害に遭ったといいます。

数か月後、初めて拒んだところ、翌週以降、事務所から呼ばれることがなくなったということです。

また、

NHK局内でジャニー喜多川氏による性加害があったという証言について、ジャニーズ事務所は「性加害に関する事実認定は、独立した第三者である再発防止特別チーム及び被害者救済委員会に委ねることとしており、弊社が認識している限り、そうした事実はございません。今後も引き続き、再発防止特別チームの提言に従って、被害者の救済に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。

男性の証言を受けてNHKは「放送センター内で深刻な性被害を受けたという男性の証言を重く受け止めています。番組の制作責任を持つNHKとして、看過できない問題であり、今後、出演者の安全や人権を守る取り組みをさらに進めてまいります」とコメントしています。

FRIDAY「「NGリスト、トイレ性加害」報じたNHKが一番騒がれたくない「理事がジャニーズに天下り」蜜月体質」https://news.yahoo.co.jp/articles/0f478bd70db8c9cb37ac609f79db4f322532f6ec


曰く、


NHKといえば、他の民放以上にジャニーズとの蜜月ぶりが問題視されていました。その最たるものが、大河ドラマや朝ドラなどを手掛けてきた一般企業では“役員”の立場である若泉久朗元理事が、‘22年にジャニーズ事務所に顧問として“天下り”したことでしょう。

しかも、9月27日に実施された稲葉延雄NHK会長の定例会見では、一部の記者から若泉氏がジャニーズ事務所からのハワイ旅行接待を受けていた疑惑などの質問が出ましたが、NHK側は回答を拒否。調査を行う考えも無いとコメントしています。“超・蜜月ぶり”が露見すれば、収拾できないほどの“爆弾”を抱えていますからね。だからこそ、“NGリスト”や“トイレ性加害”などを報じることで、自身のスキャンダルから国民の目を逸らさせているのではないかと揶揄されていますよ」(スポーツ紙記者)

民放ではジャニーズタレントの出演する番組にCM出稿が見送られるなど、影響が出始めている。だが、最も戦々恐々としているのは、“みなさまの受信料”で成り立っているNHKなのかもしれない――。

この指摘が妥当なのかどうかはわからない。ところで、常々不思議に思うのだけど、今回は「スポーツ紙記者」だけど、例えば「全国紙社会部記者」*2のようなプロのジャーナリストの談話が、そうした人々が書いた記事の引用ということではなく、載ることが少なくないように思える。自分のところの記者が自らのネタを多媒体に喋るということは問題にならないのだろうか。「 スポーツ紙記者」にしても、『フライデー』の取材に応じている暇があるのなら、自分で記事を書けよ、と思うのだけど。或いは、ネタを集めて記事を書いても、上部からの圧力で公開できないということなのだろうか。昔(今でも?)中国大陸の記者がネタを集めても大陸では記事にできないので、香港や台湾の記者に譲るということがけっこう行われていたけれど、そういうことなのだろうか?