誰が承知したか問題

朝日新聞』の記事;


津久井やまゆり園で採火の方針 東京パラリンピック聖火
岩堀滋

2021年3月23日 11時23分


 今夏の東京パラリンピックの聖火をめぐり、相模原市は、2016年に障害者ら45人が殺傷される事件が起きた同市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」*1で採火する方針を固めた。大会組織委員会と調整し、最終決定する。

 東京パラリンピックでは、各地で採取された火が東京に集められて聖火となる。相模原市などによると、8月初旬に園の建て替え工事が完了するのを踏まえ、現地で同月15日前後に採火する予定。大会組織委にもすでに報告しており、最終調整中という。

 園を運営する社会福祉法人かながわ共同会と神奈川県、市が年明けから協議を重ねて合意した。共生社会の実現に向けた強い決意を国内外に示すため、園で採火することにしたという。(岩堀滋)
https://www.asahi.com/articles/ASP3R3PXTP3RULOB006.html

また、濵田理央「パラ聖火『やまゆり園』で採火方針、事件遺族「想像もしてなかった」 相模原市から意向確認はなかった」*2に曰く、

相模原市の担当者は、やまゆり園を選んだ理由について「パラリンピック開催の意義や目的として、共生社会の実現に向けてとうたっている。やまゆり園がふさわしいのではと判断した」とハフポスト日本版に説明。

「事件を風化させないため、障害者の方への理解を深める意味でも、この機会を捉えながら、今後も風化させない取り組みをしていく」と付け加えた。


選定にあたり、市はやまゆり園側の了承は得たが、事件被害者や家族、遺族の意向は確認していないと明かした。

参加者や採火のやり方といった具体的な方法を決める中で、被害者家族や遺族とやりとりし、意向を踏まえて詳細を決定する方針という。

やまゆり園を運営する社会福祉法人かながわ共同会は、ハフポスト日本版の取材に、被害者家族や遺族に連絡をとっていないと認めた。担当者は「指定管理者として、市や県の決定に協力していく立場」と説明している。
(略)
事件犠牲者のひとり、美帆さんの母親は、代理人弁護士を通じて「想像もしていなかったので驚きました。言うことはありません」とコメントした。

強い違和感を感じたのだけど、上手く言葉で言い表せない。ただ、その一部は入江杏さんが感じたであろう違和感と被っている;