責任分担者の不在(またまた)

北原みのりさん*1のツィート;


『ABEMA TIMES』の記事;

ショッピングモールのトイレで男児を出産後、殺害か 女子高校生を逮捕 栃木県
1/28(木) 13:44配信


ABEMA TIMES


 栃木県内のショッピングモールのトイレで、男の子を出産した後、殺害したとして栃木県の17歳の女子高校生が殺人の疑いで逮捕された。逮捕されたのは栃木県内に住む高校生の少女。

 警察によると、少女は先月18日の午後1時半から午後3時40分にかけて、ショッピングモールのトイレで、男の赤ちゃんを出産した後、その場で殺害した疑いが持たれている。警察は、少女の認否や事件現場について明らかにしていない。(ANNニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffb3a07611b970b1928489541bfd1a0e23fe326e

父親(精子提供者)不在の状況で、しかも多くの場合、孤独の裡に女性が赤ん坊を出産し、結果として赤ん坊を死に至らしめるということはちょくちょく起こっている*2。そういう事件の報道を読む度に思うのは、妊娠や出産という出来事は精子卵子の結合がなければ生起しないということだ。その帰結についての責任は平等に分担しなければいけないのに、多くの場合、女性が全ての責任を押し付けられてしまう。そして、精子提供者は責任から逃亡してしまい、刑事責任は勿論のこと、社会的制裁も及んでいない。ジェンダー的な非対称性のひとつの極致。