8,848.86

Navin Singh Khadka “Mt Everest grows by nearly a metre to new height” https://www.bbc.com/news/world-asia-55218443


世界最高峰のエヴェレスト(チョモランマ)*1はネパールと中国(チベット)の国境に聳えているが、その高さについては、これまで中国側が発表する数字とネパール側が発表する数字は食い違っていた。先日、両国政府は共同でエヴェレスト(チョモランマ)の高さは8,848.86であると宣言した。これまで中国側が主張していた高さは2005年の測量に基づく8,844.43で、ネパール側が主張する8,848は1954年に印度のティームが測量した結果に基づいていた。ネパールは自らエヴェレストの高さを測量するということを行っていなかったが、エヴェレスト山麓にも多大な被害をもたらした2015年4月の大地震*2を契機に、ネパール政府は自らの手による測量を計画した。
何故中国側とネパール側の「高さ」が食い違っていたのかというと、先ず中国側は頂上に降り積もった雪を高さに含めていなかったということがある。また、「海抜」ということでは、ネパールはベンガル湾を基準にしているのに対して、中国が基準にしているのは黄海である。