宍戸錠

NHKの報道;


俳優 宍戸錠さん死去 86歳
2020年1月21日 18時55分


「エースのジョー」という愛称で人気を博し、数々の映画やドラマでアクションスターなどとして活躍した俳優の宍戸錠さん*1が亡くなりました。86歳でした。

宍戸さんは、昭和8年、大阪で生まれ、日本大学芸術学部演劇科を中退したあと、昭和29年、日活ニューフェイスの第一期生として俳優になり、よくとし、映画「警察日記」の若い巡査役で本格的にデビューしました。

当初は二枚目俳優として売り出していましたが、イメージを変えるため、みずからほおを膨らませる手術を受け、その後は膨らんだほおがトレードマークとなりました。

そして「渡り鳥」シリーズなど数多くの映画で主人公の敵役として出演し、「エースのジョー」の愛称で人気を博しました。

昭和36年には、主演をつとめた「ろくでなし稼業」や「早撃ち野郎」などがヒットして、アクションスターとしての地位を不動のものとし、500本近い映画に出演しました。

映画以外にもNHKの大河ドラマ武田信玄」や「葵 徳川三代」など数々のテレビドラマに出演し、貫禄のある演技で存在感を発揮してきました。

また、民放の料理番組のリポーターを務めたほか、バラエティー番組にも出演するなど幅広い分野で活躍し、明るくて気さくなキャラクターで人気を呼びました。

長男の宍戸開さんも俳優として活躍しています。

宍戸錠さんは86歳で亡くなりました。


渡哲也さん「ご冥福をお祈りします」
昭和40年に宍戸錠さんとの共演で映画デビューした俳優の渡哲也さんは「日活の『あばれ騎士道』で錠さんの弟役としてデビューさせてもらいました。ご冥福をお祈りいたします」とコメントしています。


吉永小百合さん「高校の期末試験の時も…」
宍戸錠さんと長年交流があった俳優の吉永小百合さんは「日活でのデビュー作からご一緒させていただきました。高校の期末試験の時も『小百合、勉強教えてやるよ』と優しく声をかけてくださったことは、今でも忘れられません。本当にすてきな大先輩でした」とコメントしています。


北大路欣也さん「感謝の気持ちでいっぱい」
宍戸錠さんが亡くなったことについて、昭和49年に映画「仁義なき戦い 完結篇」などで共演した俳優の北大路欣也さんは「憧れの先輩と仕事をご一緒させていただいた喜び。そしてプライベートでは、野球チームを作って思いっきり楽しんだ思い出。忘れることができません。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしました。


松原智恵子さん「優しくて面倒見のいい先輩」
昭和36年の映画「紅の銃帯」で宍戸錠さんと共演した俳優の松原智恵子さんは「はじめての乗馬シーンで錠さんがいろいろ教えてくださったおかげで撮影がうまくいき、『ちーこ、凄いな馬に乗ってセリフが言えるなんて!』と褒められた事を思い出しました。とても優しくて面倒見のいい先輩でした。心からご冥福をお祈りいたします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200121/k10012253531000.html

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また、『スポーツ報知』の記事;

高橋英樹宍戸錠さんとの別れを惜しむ「指針であり、憧れの大先輩」
1/21(火) 23:02配信スポーツ報知


 俳優の高橋英樹(75)が21日、都内で「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式に出席。式典後に取材に応じ、日活時代の先輩である宍戸錠さんについて「我々の指針であり、憧れの大先輩」と語った。

 突然の悲報を受け、「日活時代から58年ほどの付き合いですから、さびしいですね。昭和を代表する大スターで愛すべき大先輩。日活に憧れて、日活で育った世代としては悲しいですね」。最後に会ったのは1年ほど前で「しゃべるのが、おっくうそうでしたね。火事があったり、奥さんが亡くなったり、心配していました」と振り返った。

 錠さんに憧れ、1961年に17歳で日活が募集する「日活ニューフェイス」第5期生に合格した高橋は、初めて会った日のことも鮮明に覚えている。「試験の日、錠さんと二谷(英明)さんが『今年のニューフェイスは、いいやついるか?』と言って部屋に入ってきて、『いねーな』と言って出て行った」。試験で錠さんのモノマネを披露したそうで「錠さんの出ている映画を何本も見ていましたから。錠さんがいなければ、今の僕はない」と感謝した。

 デビュー当時、日活は「和製ジェームズ・ディーン」こと赤木圭一郎さん(享年21)が事故死し、昭和の大スター石原裕次郎さん(享年52)もスキーで負傷した直後で、高橋への期待が大きかった。「日活には素晴らしい先輩が多く、日活学校のように多くのことを学ばせていただきました」。錠さんをはじめ、二谷さん、小林旭(81)ら先輩俳優と共演することで影響を受けたという。

 錠さんとは自宅が近く、お互いの家を行き来する間柄だった。「食事にも行きましたし、マージャンをして遊んだこともありました。もう少し元気でいてほしかった」と別れを惜しんだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-01210238-sph-ent

ところで、この記事で言及されている役者たち。高橋英樹*2を除けば、生き残っているのは小林旭*3だけ。また、赤木圭一郎も生きながらえていれば80代か!