朝日と読売、日本と中国

承前*1

あのvuvuzelaを巡って。
先ず『朝日』の記事;


秋田にもブブゼラ? そっくり郷土楽器、音は少し高め

2010年6月23日23時36分

サッカーW杯南アフリカ大会でサポーターが吹き鳴らす「ブブゼラ」。よく似た祭礼道具が秋田県立博物館に展示されており、来場者の注目を集めている。

 名前は「木貝(けや)」。長さ55センチの木製。少し高めの音で「ブォーン」と響く。江戸時代の「秋田風俗絵巻」に記録が残り、今も県内の祭りに登場する。

 見学中の中学1年の男子生徒は「これを吹いて日本代表が応援できればなぁ」。「古今東西、人は興奮すると大きな音を出したくなるのでは」とは同館学芸主事。
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY201006220326.html

俺も日本の法螺貝はどうなのよとは思った。
また、『読売』の記事;

ブブゼラ特需…9割が中国製、出荷価格33円
 【北京=関泰晴】今大会で重低音を鳴り響かせる応援グッズとして注目を集めるラッパ型の民族楽器、ブブゼラが爆発的に売れ、製造元の中国メーカー各社が突然の好景気に沸いている。

 17日付の中国紙・毎日経済新聞(電子版)によると、プラスチック製のブブゼラの9割は中国製。100万個以上を製造したという浙江省の工場は、今年の生産高が前年比5割増と予想する。また、広東省の工場は注文殺到で製造が追いつかず、「こんなに売れるとは思わなかった」と驚いている。

 ただ、出荷価格は大型のブブゼラで2・5元(約33円)と低く、南アフリカでの販売価格の5%に満たないという。にわかに訪れたブブゼラ景気だが、同紙は「メード・イン・チャイナが得るのは、すずめの涙ほどの利益しかない」と嘆いている。

(2010年6月18日18時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/wcup/2010/news/etc/news/20100618-OYT1T00902.htm