異形性そのほか

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小人が活躍していたのは、プロレスだけではなくサーカスもありますよね。あと、見世物小屋は小人だけでなく、いまらな身障者と分類される人が出ていましたが、見世物小屋自体が減ったというか。
サーカスも見世物小屋もプロレスも、スポーツよりは芸能になりますか。でも、美形というのはそれだけで見世物としての価値がある一種の奇形だという見方もできます。観る側と共犯関係になりやすい芸能にくらべると、無観客でも成り立つスポーツはちょっと異なる分野になるということでしょうか。

鍵言葉は異形性ということになるでしょうか。アンドレ・ザ・ジャイアントジャイアント馬場*1を180°反転させたのがミゼット・レスラーということになります。
ところで、「スポーツ」と「無観客」の関係について。新型コロナウィルスを巡って、スポーツの「無観客化」というのが可能性としても実際としても出てきているわけですが*2、他人の視線とか関係なく、他人とじゃれ合うこと自体が愉しいということはあるわけですけど、選手による試合というのは他人の視線をそもそも前提としたものなんじゃないでしょうか。オリンピックのマラソンを、猛暑の昼間を避けて、深夜にやればよろしいという議論があったと思いますけれど、或る選手が、深夜はなるほど涼しいかも知れないけれどオーディエンスがいないとモティヴェーションあ上がらないということを言っていた。事実、これまで、無観客試合というのはひとつのペナルティと認識され・行われてきた。「無観客」ということで記憶に残っているのは、たしか2006年に平壌で行われたワールド・カップ予選の北朝鮮VS.イラン戦で、北朝鮮サポーターが暴走してイランの選手や役員に暴力を振るったということがあり、その北朝鮮へのペナルティとして、次の北朝鮮VS.日本戦が無観客試合になったということです*3