『小團圓』

石剣峰「張愛玲:我想表達愛的百転千回」『東方早報』2009年2月12日


張愛玲*1の長編小説『小團圓』が2月23日に台湾の皇冠出版社より刊行される。大陸版(簡体字版)の刊行については未定。
この小説は張愛玲の最後の小説で、1970年代に初稿が完成し、その後20年近く、死の直前まで推敲修正が続けられていた。張愛玲本人は晩年『小團圓』の刊行に同意していたとされる一方で、その遺書においては『小團圓』草稿の「銷毀」(焼却)を要求しており、今回の刊行は遺書に対する「違約」ということになる。
なお、「《小團圓》可以看作是張愛玲本人自伝性小説、她以自己的人生経歴為藍本、用文学的手法叙述了伝奇一生」。