Via https://nessko.hatenadiary.jp/entry/2026/01/28/083520
TSURINEWS編集部「魚類最大のグループ「スズキ目」から『スズキ』が脱退? 分類調査の科学技術進歩が理由」https://tsurinews.jp/387552/
「スズキ目」*1から「スズキ」*2が外され、「スズキ目」自体が解体状態であるという。原因は「分子系統解析技術」の採用により、「スズキ」が他の「スズキ目」に属する種との進化的なつながりが遠いと判断されたため。それに代わって、「スズキ」は「ホタルジャコ目」に配される。
Wikipediaで「スズキ」の項*3を見たら、既に「ホタルジャコ目」に訂正されている!
大体この10年以来のことなのか。既に世界中の水族館のプレートは「ホタルジャコ目」に取り換えられている筈。10年以内に何度か「水族館」には行っている*4。当然プレートは替えられている筈だけど、この所属変更については全然気づかなかった。
ホタルジャコ目(ホタルジャコもく、学名:Acropomatiformes)は、棘鰭上目に属する魚の目である。分子系統解析によって定義された目であり、形態学的な共通点には乏しい。この分類群が初めて認識されたのは2000年代後半のことである。2009年の研究ではクシスミクイウオ科、スズキ科、ヤセムツ科からなる単系統群が発見され、Polyprionidae、カワビシャ科、ホタルジャコ科、Dinolestidaeがこの単系統群に近縁であることが分かっている。また、2013年にはアオバダイ科とハタンポ科からなるPempheriformesが設立された。その後上記のグループがこのPempheriformesに加えられ、2016年には学名がAcropomatiformesに変更された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E7%9B%AE
「スズキ目」の行方について;
魚類ではなく哺乳類のことなのだが、昔「目」についてちょっと吃驚したことがあった。猫、犬、熊などの肉食の哺乳類を「ネコ目」で括ること*5を知ったとき。そのとき、猫、犬、熊、それに獺や海驢の共通先祖を想像しようとしたけれど想像し難かったのだ。でも、犬も猫も熊もみな肉球をもっている。
Perciformesは、硬骨魚類条鰭亜綱に属する分類群で、20世紀後半まで広く用いられてきた魚類の「目(order)」である。伝統的には非常に多くの科・属・種を含む最大規模の分類群の一つとされ、形態的に「スズキ型(パーチ型)」とみなされた魚類を広く包含してきた。しかし、分子系統解析の進展により、従来の広義のスズキ目は単系統群ではないことが明らかになり、多くの分類体系において再編・分割が進められている。Perciformes という学名は、模式属である Perca(パーチ属)に、ラテン語の接尾辞 -formes(「〜の形をした」「〜に似た」)を付したもので、「パーチ型の魚類」を意味する 。この名称は、外部形態の類似性を重視して分類が行われていた時代の分類概念を反映したものであり、必ずしも厳密な系統関係を示すものではない。
日本語においては、学名の語義や形態的印象に基づいて、分類群に対して説明的な日本語表現が用いられることがある。ただし、これらはいずれも正式な分類階級名として確立した標準和名ではなく、学名の語義や分類概念を説明するための慣用的・補助的な呼称である。日本語における標準和名は、個々の分類群(主に科・属・種)に対して定められるものであり、学名に対応する日本語表記とは役割が異なる。
旧来のスズキ目は、棘条を有する背鰭、比較的発達した鱗、肉食性を示す種が多いといった形態的特徴を共有する魚類を広く包含していた。その結果、淡水・海水を問わず、生態・形態・系統的背景の異なる多様な魚類が同一の目に含められ、「形態的類似性に基づく集合群(いわゆる wastebasket taxon〈便宜的分類群〉)」としての性格を持つようになった。
分子系統解析の成果を反映し、従来スズキ目に含められていた多くの科は、新たに定義された複数の目へ再配置されている。その一例が ホタルジャコ目(Acropomatiformes)である。Acropomatiformes は、模式属 Acropoma に由来する名称を持ち、分子系統解析により系統的まとまりが示された分類群である。一部の分類体系では、かつてスズキ目に含められていたスズキ科(Lateolabracidae)などが、このホタルジャコ目に含められている。
このような再編の進展により、旧来のPerciformes をそのまま有効な分類単位として扱う体系は減少している。現代の分類体系では、旧スズキ目は歴史的・便宜的分類概念として位置づけられ、系統分類の観点からは分割・再整理の対象とされている。分類体系および和名の整理は現在も進行中であり、今後の研究や標準化作業により、分類上の扱いが変更される可能性がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E7%9B%AE
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160316/1458093995
*2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20161028/1477627885 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2022/04/15/154529
*3:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD_(%E9%AD%9A)
*4:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170722/1500738252 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/27/142854 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/28/223738 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/09/094358 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/18/133546 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/19/162116 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/23/090836 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/08/26/112611 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/09/16/012817 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/09/18/100925 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/12/06/083221 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/12/09/152433 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2022/05/17/085142 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2022/07/30/134808 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/01/10/021726 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/02/10/031501
*5:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20150420/1429549184