「知識」と「直観」

matsudama*1「自由について」https://matsudama.hatenablog.com/entry/2023/01/29/143336


これを読んで、先日駒場の「日本民藝館*2に行ったことを思い出した。 日本民藝館では、展示品の解説が極めて少ない。近年では博物館や美術館の教育機能が重視され、何処のミュージアムでも競い合うように解説に工夫を凝らしているというのに。民藝館では、大まかな地域と大まかな年代だけ。実用品の場合の具体的な用途や、呪物の場合の神話や宗教的世界観もない。民藝館のパンフレットには、「当館では品物の解説書きを意識的に少なくしていますが、それは知識で物を見るのではなく、直観の力で見ることが何よりも肝要であるという、柳*3の見識によるものです」と記されている。
さて、「言語」と「世界」を巡っては、最近ドミニク・チェンの『未来をつくる言葉』を読了していたのだった。