Via https://matsudama.hatenablog.com/entry/hidenkarikyuramu
千葉雄登*1「事件に遭うからツーブロック禁止? 都立高校の校則に「意味不明」「データはあるのか」と批判殺到」https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/two-block-hair-style-school-rule
東京都議会における「ツーブロック」問答*2。池川友一都議(日本共産党)と藤田裕司東京都教育長。
「事件や事故」の実際の「ケース」は示されていないのだった。
池川:校則を見ていると、ツーブロック禁止という校則は一定数あります。ツーブロックは、かなり広い定義の髪型として今、定着していると考えます。それを全体として禁止していることについて、何で禁止をされているのかという声がたくさん寄せられています。実際に、そのことによって指導を受けている生徒もいらっしゃいます。なぜ、ツーブロックはだめなんでしょうか。
藤田教育長:先ほども申し上げましたが、校則は、生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長していくことができるよう、必要かつ合理的な範囲で定められた学習上、生活上の規律でございます。
お尋ねの髪型につきましては、それを示している学校もございますけれども、きちんと類型を示しまして生徒に伝えているところでございまして、その理由といたしましては、外見等が原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から定めているものでございます。
「頭髪」規制の実態;
また、
実態を調査するため、日本共産党都議団は都立高校186校、都立中高一貫校(後期課程)5校の全191校の「校則」と「生徒指導内規」について、情報公開請求を行った。その結果は2020年3月6日、記者会見で発表されている。
「校則」と「生徒指導内規」(どちらかのみも含む)の開示を行ったのは184校。83.1%の全日制の高校で頭髪に関する規則が設けられている実態が明らかとなった。
そのうち、10%程度の学校には「ツーブロックを禁止する」という旨が明記されているという。
池川都議は調査の過程で、様々な頭髪に関する校則を確認した。美容室などで用いるカラースケールを使い、ある番号以降の髪色については認めない学校。地毛が明るい生徒に対して「地毛届け」の提出を求める学校*3。「学校が相応しくないと判断したものはダメ」とするものや、「ドライヤーやプールの塩素による色落ちであってもダメ」とするものまであるという。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180725/1532542004 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/09/10/084506 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/09/29/011415 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/01/105555 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/06/102315 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/09/101437
*2:See https://twitter.com/u1_ikegawa/status/1282627991168618496
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20171029/1509242444 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20171031/1509449109