新型コロナウィルスのワクチン接種予約を巡って。
先月の名古屋テレビの報道;
『読売新聞』の記事;
ワクチン予約、「役場でできる」と噂広がり高齢者が行列 ネット苦手で電話も混雑
2021年4月26日 16:41
高齢者への新型コロナワクチン接種の予約が始まっていますが、電話やインターネットで予約をとりにくい問題が起きています。困った大勢の高齢者が向かったのは、役場の窓口でした。理由はある噂でした。
26日、名古屋の中川区役所には、開庁前から30人ほどの列が。並んでいる理由を聞いてみると…。「コロナのワクチンの予約受付です」(70代男性)
新型コロナワクチンの予約に訪れたという人の列。よく見ると、皆さん同じ封筒をもっています。
なぜ、このような事態になったのでしょうか。
「コールセンターが非常につながりにくい状況になっており、『何回もかけたがつながらない』という声を多数ちょうだいしています。多大なご迷惑をお掛けしていることを、深くお詫び申し上げます」(名古屋市の担当者)
名古屋の高齢者にワクチン接種券発送
19日と22日、名古屋市は65歳以上の高齢者約60万人にワクチンの接種券を発送し、電話とインターネットでの予約を受け付けています。
ところが、電話での予約や問い合わせが殺到。接種券の発送を始めた翌日の20日から電話が繋がりにくい状態が断続的に続いているといいます。
「朝9時から毎日電話してました。全然つながらない…」(70代女性)
申し込みができない高齢者が、区役所に訪れているのです。さらに…
「『区役所の方で予約ができる』と、たくさんの市民が来ていることは承知しています。区役所では予約を受け付けるのではなく、問い合わせに対応するだけですが、区役所に行けばなんとかできるという口コミ情報が伝わり、たくさんの人がいらっしゃった」(名古屋市の担当者)
本来は、区役所での予約は受け付けていません。しかし、名古屋市によると、電話とインターネットで申し込みができない高齢者が「区役所の窓口で予約ができる」と勘違いしたというのです。
「予約できるという情報が入ってきた」(80代女性)
「予約の取れた人にどうやって取ったのかと聞いたら、区役所に行けば取れるよと。この年でインターネットはやらない。予約ができたのでようやく帰れます」(70代男性)名古屋市によると、6月30日までの集団接種の予約の可能枠は近いうちにすべて埋まる見通しで、今後は「来月中旬ごろからは個別接種も可能になる。予約のために区役所を訪れるのは控えてほしい」と呼びかけています。あわせて電話回線の増設についても検討を進めています。
https://www.nagoyatv.com/news/?id=006358
また、NHKの報道;
スマホない高齢者、接種予約の支援窓口に長蛇の列「息子も高齢でネット苦手」
2021/05/18 09:45
新型コロナ
前橋市で17日、75歳以上を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が始まった。インターネットによる予約を推奨しているが、苦手な高齢者らのために入力作業を支援する窓口が市役所や支所など計17か所に開設された。
市役所では職員10人が、希望者の氏名や住所を聞き取り、パソコンに入力して予約を手伝った。午前9時過ぎには、正面入り口前に120人ほどの長い列ができた。前橋市南町の女性(87)は「スマートフォンを持っていないし、息子も高齢でインターネットが苦手みたい。職員にやってもらう方が確実だ」と話していた。
市ワクチン接種推進室によると、支援窓口は25日まで設けられる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210518-OYT1T50051/
三谷武司氏*1のこのツィートは7日付か;
ワクチン接種日をあらかじめ決めて通知 新潟 上越市
05月17日 16時36分
高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、全国的に予約が取りづらい状況が相次ぐ中、新潟県上越市は、あらかじめ接種日を決めて高齢者に通知することでスムーズに接種を進めています。
高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐっては、システム障害や電話の殺到で予約ができないといった状況が相次いでいます。
こうしたなか上越市では、65歳以上の高齢者6万1500人ほどのうち、集団接種を希望するおよそ3万2500人に対して、市が居住地に応じて2回分の接種日と会場を決めて案内を送っていて、高齢者は指定された日時に会場に行けばワクチンの接種を受けることができます。
このため、電話やインターネットによる予約の手間やトラブルを省くことができ、これまで特に混乱も起きていないということです。
接種を受けた70代の男性は「ネットだと子どもに頼まないといけないので、日付を指定して送ってもらえるのはありがたいです」と話していました。
上越市新型コロナウイルスワクチン接種事務室の大瀧早苗室長は「システムでの予約が難しい高齢者もいるということで、接種漏れが出ないようこの方法にしました」と話していました。
上越市では、高齢者への接種を7月下旬までに終える予定だということです。高齢者のワクチン接種ついて、あらかじめ接種日を決めて本人に通知するという上越市の方式に対し、市民や県外に住む高齢者の子どもから感謝の声が寄せられています。
このうち、上越市のホームページには、市民から「他の場所での予約の混乱を見ていると、上越市の予約対応が心強い」といった声が寄せられています。
また、県外に住む高齢者の子どもからも感謝の電話がかかってきたということで、新型コロナウイルスワクチン接種事務室の大瀧早苗室長は「親のワクチン接種の心配をしていたが、他のところのように家族総出で予約する必要もなく、案内が来るということで安心できる、といった内容の電話が寄せられた」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210517/1000064508.html
今日、病院の待合室にいた1時間ほどの間に、何人ものお年寄りがコロナワクチンの接種券をもってやってきては(大変丁寧な説明を受けて)追い返されてた。
— 三谷武司 (@takemita) 2021年5月7日
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070130/1170172570 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070603/1180843922 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070623/1182567948 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070629/1183080844 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070709/1183951338 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070918/1190119331 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/12/11/111128 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/07/25/093031