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NHKの報道;


茨城 夫婦死亡の家族殺傷事件 男と被害者家族の接点見つからず
2021年5月8日 4時55分


おととし、茨城県境町の住宅で夫婦が殺害され、長男と次女も重軽傷を負った事件で、夫婦に対する殺人の疑いで逮捕された埼玉県の26歳の男と、被害者家族との間に接点が見つかっていないことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は事件の詳しいいきさつを調べています。

おととし9月、茨城県境町の住宅で、会社員の小林光則さん(当時48)と妻でパート従業員の美和さん(当時50)が刃物で刺されて殺害され、中学生の14歳の長男と、小学生だった13歳の次女も重軽傷を負いました。

この事件で警察は7日、埼玉県三郷市の無職 岡庭由征容疑者を(26)夫婦に対する殺人の疑いで逮捕しました。

岡庭容疑者は、警察手帳を偽造したなどとして逮捕・起訴されていて、自宅の捜索では刃物や化学薬品、それにスマートフォンなどおよそ600点が押収されましたが、捜査関係者によりますと、これまでの調べで小林さん家族との間に接点は見つかっていないということです。

警察は、事件の詳しいいきさつを調べています。

捜査に支障があるとして岡庭容疑者の認否は明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210508/k10013018331000.html

朝日新聞』;

「火薬作ろうと」自宅に硫黄44キロ 茨城4人殺傷事件
5/7(金) 19:52配信


朝日新聞デジタル

 茨城県境町の住宅で2019年9月、会社員の小林光則さん(当時48)とパート従業員の妻美和さん(同50)が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った事件で、茨城県警は7日、埼玉県三郷市の無職岡庭由征容疑者(26)を小林さん夫妻に対する殺人容疑で逮捕した。

 岡庭容疑者は16歳だった11年、14歳と8歳の少女を刃物で切りつけたとして、殺人未遂容疑で逮捕され、その後起訴された。

 さいたま地裁での裁判員裁判では「今のままでは、また(同様の事件を)やっちゃうと思う」などと話す一方で、こうした状態を「変えたい」とも述べ、専門家の指導を受けることを希望した。地裁は「医療少年院での治療を施すことが再犯防止に有効だ」として家裁移送を決定。さいたま家裁は13年、18歳だった岡庭容疑者を医療少年院に送致する決定をした。

 決定要旨によると、家裁は「治療教育的働きかけには相当の長期間を要する」と判断。5年間程度の処遇を勧告した上で、「23歳でなお精神に著しい問題がある場合、26歳を超えない期間で医療少年院への収容を継続することが検討されるべきだ」とした。

 今回の事件当時、岡庭容疑者は24歳。捜査関係者によると、茨城県警が過去に同種の事件に関与した人物を調べるなかで浮上した。

 茨城県警から連絡を受けた埼玉県警が調べたところ、岡庭容疑者がインターネットで刃物を購入していたことなどが判明。埼玉県警は昨年11月、殺人予備容疑で岡庭容疑者宅を家宅捜索した。

 捜査関係者によると、自宅にあった刃物はサバイバルナイフをはじめ20本近く。硫黄やアルコール類など消防法上の危険物も複数あり、フラスコなどの実験器具も押収された。埼玉県警は硫黄約44キロを自宅に貯蔵したとして、岡庭容疑者を三郷市火災予防条例違反容疑で逮捕。さいたま地検は12月に消防法違反罪で起訴した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e027346e62106563210427bfee3b8427daaa3f8

2019年に起きた茨城県境町の夫婦殺しの復習;


週刊文春デジタル」編集部「【26歳容疑者逮捕】《茨城一家殺傷》かつて釣堀を営んでいた”平和な一軒家”はなぜ狙われたのか」https://news.yahoo.co.jp/articles/6d8300963327cea76bc0263e947f34f805da93d3


岡庭由征について;


FRIDAY「茨城一家殺傷事件 逮捕された26歳男の「ヤバすぎる過去」」https://news.yahoo.co.jp/articles/dc9dc70b2a2e880a770c9a39d78d18134503c7e1
野田太郎「茨城一家殺傷事件 逮捕の26歳男は「人を殺してみたかった」と殺人未遂、放火、猫殺しの過去」https://news.yahoo.co.jp/articles/11ac2f169a72cb2e11d231c4682fb7cb643995eb
水谷竹秀*2「《茨城一家殺傷事件》逮捕された「第二の酒鬼薔薇聖斗」、母親が取材で語っていた息子のこと」https://news.yahoo.co.jp/articles/66d58d5222e797779b737e7f6a53d4d40556f205



NHKの別の記事*3から引用;


岡庭容疑者は、高校生だった平成23年11月、埼玉県三郷市で中学3年生の女子生徒が刃物で切りつけられて大けがをした事件と、そのおよそ2週間後、2キロ余り離れた千葉県松戸市で小学2年生の女の子が刃物で切りつけられて大けがをした事件に関与したとして逮捕され、その後、殺人未遂などの罪で起訴されました。

裁判で検察は「映画などで女性が死ぬ場面を見て性的快楽を得ていた」などと主張し、懲役5年から10年を求刑しました。

一方、弁護士は「事件はさまざまな要因が重なって起きた」として医療少年院で治療を受けながら更生させるべきだと主張しました。

裁判所は「犯行は凶悪で刑事処分を選択するほかないようにも思われるが、医療少年院で治療を行うことが再犯防止の最良の手段だ」と判断し、その後、医療少年院に送られました。

「刑事処分」ではなく「医療少年院」送りが選択されたことを批判する人も多いが、問題はそこではないだろう。懲役10年ということで10年後、さらに危険になって娑婆に出てくるということは考えないのか。「医療少年院」でどのように過ごし、どのような効果があったのかということが重要なのだと思う*4