8年後に戻ってくる

関西テレビの報道;


11歳少女をナイフで脅して…性的暴行を加えスマホ撮影 43歳男に『懲役8年』
12/18(金) 20:44配信


11歳の少女をナイフで脅迫して性的暴行を加えた罪に問われた男に対し、大阪地方裁判所は懲役8年の判決を言い渡しました。

判決によると、大井智裕被告(43)は去年7月20日午後9時ごろ、帰宅途中だった当時11歳の少女に果物ナイフを突きつけて脅し、マンションの階段の踊り場で性的暴行を加えたとされます。

また、その様子をスマートフォンで撮影した動画と画像を、自宅のパソコンに保存した罪にも問われていました。

これまでの裁判で、大井被告は「動画と画像を意図的には保存していない」などと、起訴内容を一部否認していました。

12月16日の判決で、大阪地裁の増田啓祐裁判長は、起訴内容を全て認定した上で、「少女のあとをつけてエレベーターから降りた隙にナイフを突きつけた犯行は、危険性と悪質性が高く、一定の計画性もある」と指摘。

大井被告に懲役8年とパソコンの没収を言い渡しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/33c1fa9b7f34288125108612756f23324ab02168

被告名をネット検索すると、トップに同姓同名の人のフェイスブックが表示されるのだった。その人にしてみれば、突然フェイスブックへの見知らぬ人からのアクセスが増えて、キモい思いをしているんじゃないだろうか。どうもすみません。
同姓同名の人にはご迷惑をかけて申し訳ないのですが、変なアクセスが増えるのは、たんに検索のトップにフェイスブックが表示されているということだけではなく、レイピストがどのような人格の人間なのか、全然わからないということもあるんじゃないだろうか。フェイスブックを覗けば、このレイピストが日頃どのような仕方で自身を(身近な)他者へ提示していたのか、その一端くらいはわかるんじゃないかと思っても仕方がない。勿論、同姓同名の赤の他人なのだから、そんなことを期待しても無駄だ。また、犯行当時、昨年の7月の情報にアクセスしようよしたけれど、(私の検索の仕方が拙かったのか)情報を掬い出すことはできなかった。
実際、このニュースでは、「大井智裕」はその性格やライフ・ヒストリーに関わる一切を捨象されて、純粋なレイピストとして提示されている。その意図は何であれ、結果として、「大井智裕」の不気味さや恐怖は増幅される結果となっている。
「懲役8年」というのが重いのか軽いのかはわからない。ただ、問題は刑期の長短ではないだろう。彼は8年後には出所する。そうすれば、被害者の眼前にひょこっと現れるかも知れない。問題はそのときの危険性の大小だ。
性犯罪は再犯の可能性が高い。つまり、司法や矯正といった公的制裁が機能していない可能性がある。某エコノミストや元TBS社員を見ればわかるように、性犯罪者では反省どころか罪の意識もないということが少なくない*1。そのような性犯罪者をムショにぶち込んでも、塀の中で只管ルサンティマンを貯め込み。凶悪性を倍増させて、娑婆に帰ってきたら、どうするのだろうか。