火処が嫌いな人はあまりいない - Living, Loving, Thinking, Again

NTVの報道；

元人気ユーチューバーのワタナベマホト逮捕
3/17(水) 14:13配信

日本テレビ系（NNN）
元人気ユーチューバーの「ワタナベマホト」容疑者が、児童ポルノ禁止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された元人気ユーチューバーの渡辺摩萌峡容疑者は、少女にわいせつな画像を送らせた疑いがもたれています。
渡辺容疑者はカタカナの「ワタナベマホト」の名で活動し、チャンネル登録者数が２００万人をこえる人気ユーチューバーでしたが、今年１月、別のユーチューバーからの指摘でファンだった１５歳の少女にわいせつな画像を送らせていたことが明らかになり、今月２日に自身のツイッターで活動引退を表明していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ad7133afe3c25f526495bfd93ceb6078fdedc03

皆様はどうかわからないけれど、「ワタナベマホト」という人は知らなかった。

坂下朋永*1「ワタナベマホトめぐり「逮捕より本名にびっくり」　ニュース記事に驚き広がる」https://news.yahoo.co.jp/articles/d7306e4bc3e3fc95262bdb767aee6fec9c0e95f7

たしかに、「摩萌峡」と書いて「マホト」というのはきつい。ただ、ここで（ひろゆきみたいに）DQNネーム*2批判というのも面白みがない*3。私は「マホト」という片仮名から、ポルノ小説家なら秘所と書くかも知れない、或いは横浜の保土ヶ谷という地名の語源かも知れない人体の部分を真っ先に想像してしまった。そして、漢字を見たら、「萌」にしても「峡」にしても、けっこうぴったりじゃないですか！　私は、イザナミの神話*4を踏まえて、火処と書くことが多いけど、今後「萌峡」と書く作家も増えてくるかも知れない。
さて、篠原修司氏*5、NTVの記事へコメントして曰く、

この事件では被害少女が最初に写真を送ったことが批判されていますが、じつはワタナベマホト容疑者がインスタグラムで「キープアウトのこのテープじゃなくて、セロハンテープで自分の体に巻こうと思ってる頭のおかしい人いませんか？」と先に呼びかけたのがきっかけです。
この投稿を見て、人気ユーチューバーと関係性を持ちたいと思った被害少女が写真を送ってしまったというわけです。
本来であれば、大人である容疑者はこれをたしなめなければいけません。
しかし、逆に「もっと写真を送って」と要求した。
さらにその後、バレるのを恐れて脅迫もした。
これがワタナベマホト容疑者の罪です。
被害少女を責めることは間違っています。

*3:See 東京スポーツ「ワタナベマホト容疑者の本名に驚きの声　ひろゆき氏「読めない名前の子どもは遺伝により頭が悪い」」https://news.yahoo.co.jp/articles/7d0566a806eecaea8ee9a3997d74f7b414927fac

*4:『古事記』における表記は「秀処」。See eg. 三浦佑之『古事記神話入門』、p.18

古事記神話入門 (文春文庫)

作者:佑之, 三浦
文藝春秋

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