神秘のUSB

岡本三成「主に大学生を狙ったUSB等の「情報商材」を使ったマルチまがいの投資詐欺が横行しています。」https://go2senkyo.com/seijika/142245/posts/213162


岡本氏は公明党衆議院議員
大学生をターゲットにした「情報商材」被害*1が広がっているのだという。
ここで言われている「情報商材」というのは「詐欺」というよりはぼったくりに近いのかも知れない。別に「投資」についてのトンデモ知識が書かれているわけではない。それ自体としては定説的な知識が法外な値段で売られているということだ。ぼったくりバーの1本10万円の麦酒みたいに。「情報商材」業者を摘発したいなら、著作権法の方面から迫ればいいんじゃないかと思う。「1,000円程度で買える本にでもあるような内容のもの」だったら、「1,000円程度で買える本」から剽窃を行っている可能性も高いのでは? また、逆に他所では読めないを売りにしている筈の「情報商材」をネット上で公開して、「1,000円程度」どころか、誰でも無料で見られる状態にしてしまうというのも手だろう。
一般に、みんな「情報」や知識についてはどんどんけちになっているのでは? 大学の授業でテキストの値段が3000円を超えたら、もうクレームの嵐でしょう。「情報商材」が80万というのは、海外旅行は勿論のこと、中古車よりも高い。海外旅行や中古車の効用は即座に分かるのに対して、「情報商材」の効用というのは直ぐにはわからない。にも拘らず大学生が80万円を払ってしまう心理学的或いはミクロ社会学的な機制というのが疑問なのだ。

さて、最初USBというメディアが重要なのかなと思ってしまった。USBというのはコンパクトだし、外からはどんな情報(コンテンツ)が詰まっているのかわからない。それだったら、フロッピー・ディスクはどうだろうかと思った。「情報商材」と一緒にフロッピー・ドライヴのある古いPCを売るとか。