「天ぬき」とか

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もこ「ラーメンと哲学カフェは似ている、という話」http://hare-tetsu.hatenablog.com/entry/2018/10/25/221333
松川絵里*1「哲学カフェ=ラーメン説〜麺なしラーメンのような哲学カフェを考えてみる〜」http://matsukawaeri.hatenablog.com/entry/2018/11/14/144929


amino-san「グッバイ罪悪感!女性の味方「麺なしラーメン」が今年ブームの兆し!」https://macaro-ni.jp/38141


さて、

ドイツではラーメンを「麺なし」で注文したり、スープだけを飲んで麺を残してしまう方がいるそうです。そもそもラーメンは「麺料理」ではなく「スープ料理」だという認識があるためこのような食べ方をするのだとか。「麺あり」のラーメンが定番の日本人からすると、なんだか少しもったいないと感じてしまいますね。
と、ちょっと吃驚させるけれど、実際、そんな突飛なことでなく、(「ラーメン」ではないが)日本の伝統にも裏打ちされているようなのだ。例えば、「天ぬき」とか「鴨ぬき」とか;

天ぬきとは、天ぷらそばからそばを抜いたもの。「天」そばのそば「ぬき」だから、「天ぬき」と言うそうです。お蕎麦屋さんでお酒を飲むとき、つまみに天ぷらそばを頼むとそばが伸びてしまう、つまみにお腹にたまるものを食べたくない、という江戸っ子の食べ方なのだとか。お出汁に天ぷらが浸っているため、サクサクの天ぷらとふやけた衣の食感の違いや、衣の油が浸み出したお出汁も楽しめそうです。

鴨ぬきは、鴨南蛮そばからそばを抜いたもののこと。お出汁に鴨肉とねぎが入ったものが出てきます。蕎麦の具としてではなく、主役として鴨肉を楽しむことができますね。
まあ、哲学用語としての器官なき身体(corps sans organ/organless body)よりもわかりやすいということだ。