Next stop, Africa?

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100207
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20100208/p1
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51398020.html


色々とコメントしたいことはあるのだが、今その余裕なし。
ところで、最近、印度・中国の次はアフリカだぜという論調は(少なくとも英語圏においては)少なくないんじゃないか。例えば、(まだちゃんと読んでいるわけではないが)NewsWeekの3月1日号に載った、


Jerry Guo “How Africa is becoming the New Asia” (pp.44-45)


という記事。この最初のパラグラフによると、ここ数年のケニアタンザニアウガンダなどの経済成長率は印度や中国とためを張っている。また、IMFによれば、今年と2011年にはアフリカ大陸全体で4.8%の成長が見込まれている。これは亜細亜以外では最も高く、Bricksの一角を占める伯剌西爾露西亜よりも高い。さらに、こうした経済成長の主な原因は石油やダイアモンドのような鉱物資源の輸出ではなく、国内市場が順調に伸びていることであるという。
別の記事で読んだことだが、アフリカ諸国の場合、その金融システムが〈後進的〉であったおかげで、銀行がデリヴァティヴに深入りすることがなかったので、リーマン・ショックによる金融危機*1の被害も軽くてすんだとか。
NewsWeekの同じ号には、ナイジェリア元大統領で、現在コンゴ民主共和国への国連特使を務めているOlusegun Obasanjo氏へのインタヴューが載っている(p.56)。