Skeltia_vergberさん*1によれば、NHKで『沸騰都市』というシリーズが放映されているそうな*2。そこで採り上げられた(る)都市は、ドバイ、倫敦、ダッカ、イスタンブール、ヨハネスブルグ、サンパウロ、シンガポール、TOKYOだという。米国の諸都市と中華圏の諸都市を敢えてスルーするというところに企画のオリジナリティがある?
番組を視ていないので、番組について云々することはできない。しかし、気になったのは「沸騰」という言葉。社会学を少し囓った人なら、「沸騰」という言葉を聞いて、デュルケームが『宗教生活の原初形態』で呈示した「社会的沸騰(effervescence sociale)」という概念を思い出すのではないだろうか。果たして、それらの番組における「沸騰」はデュルケーム的かどうか。
- 作者: エミルデュルケム,´Emile Durkheim,古野清人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1975/10/30
- メディア: 文庫
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
- 作者: エミルデュルケム,´Emile Durkheim,古野清人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1975/12/16
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)
- 作者: 東浩紀,北田暁大
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/01/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 14人 クリック: 130回
- この商品を含むブログ (253件) を見る