「竜」という字は「龍」の略字でも何でもなくて、「龍」と発音も意味も同じ別の漢字である。また、「龍」に劣らないくらい古くからある。この「竜」という漢字、目を凝らすと、タツノオトシゴっぽくで、なかなかよくできた象形文字であるといえる*1。ところで、中国語ではタツノオトシゴのことを「海馬」と謂う。これは英語のseahorseは中世英語で海象を意味したsehorse(sea+horse)、それは古い仏蘭西語のcheval de mer や羅典語のcaballus marinusの翻訳であるとされている*2。中国人が翻訳語としての「海馬」を使うようになる以前はタツノオトシゴをどのように呼んでいたのかということが気になった。それにしても、タツノオトシゴは海象でもあった。中国語の「海馬」にもマイナーな意味としてセイウチという意味がある。中国人はその語源もセットにして「海馬」を受容したのだろうか?
四国水族館のツィート*3;
先日の「辰展」で期間限定展示されていた当館生まれのカリビアンシーホースさんたち🐉
— 四国水族館 【公式】 (@shikokuaquarium) 2024年1月19日
ついに展示水槽にデビュー✨したよ❗️ pic.twitter.com/6C3HixQX8W