政治家ではなく

研究社のツィート;


時事通信曰く、

英米文学者の河野一郎氏死去
1/12(木) 12:38配信


時事通信
 河野 一郎氏(こうの・いちろう=英米文学者、東京外語大名誉教授)*16日午後4時9分、老衰のため神奈川県内の自宅で死去、93歳。

 兵庫県出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻知恵子(ちえこ)さん。

 東京外語大などで教授を歴任。英米文学、翻訳論学が専門で、トルーマン・カポーティ「遠い声 遠い部屋」、エミリー・ブロンテ嵐が丘」など多くの翻訳を手掛けた。著書に「翻訳上達法」「誤訳をしないための翻訳英和辞典」など。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/933687c052939497e143ecf0b840129e2b27c86c

河野一郎」で検索すると、今でも真っ先に出てくるのは政治家の「河野一郎」(河野洋平の父親、河野太郎の祖父)。でも、個人的には、英米文学者の「河野一郎」はアラン・シリトーの『長距離走者の孤独』*2の訳者として記憶に強い印象を刻んでいる。Wikipediaを眺めて気づくのは、まさに「英米文学」というか、北米大陸の文学もUKの文学も訳しているということだ。こういうのって、実はそれほど多くはないのでは? それから、『嵐が丘』を訳していたことは知らなった。なお、最近10年以内に読んだ河野氏の訳業は岩波文庫の『ロレンス短篇集』。