啄木歌碑

1月5日。

中央区銀座6丁目。


京橋の瀧山町の
新聞社
灯ともる頃のいそがしさかな
啄木

石川啄木*1が瀧山町の朝日新聞社に勤務したのは 明治四十二年四月から四十五年四月十三日二十七歳でこの世を去るまでの約三年間である この間彼は佐藤真一編集長をはじめとする朝日の上司や同僚の厚意と恩情にまもられて 歌集「一握の砂」「悲しき玩具」詩集「呼子と口笛」など多くの名作を残し 庶民の生活の哀歓を歌うとともに時代閉塞の現状を批判した

銀座の人びとが啄木没後満六十年を記念して朝日新聞社跡に歌碑を建立したのはこの由緒によるものである


    昭和四十八年四月一日
    日本大学教授文学博士 岩城之徳 *2

See also


「東京銀座 朝日新聞社跡の啄木歌碑と風景印」https://takuboku-no-iki.hatenablog.com/entry/20130313/p1
石川啄木歌碑(銀座6丁目)」https://blog.goo.ne.jp/zens4418/e/8f8358e400292607833c883682c2d144