同時受賞だった


redkitty

 大庭みな子が『三匹の蟹』で芥川賞を受賞したとき、男性老人審査委員たちは日本人女性が外国人男性とセックスしそれを書く時代になったことに衝撃を受けた、って読んだことがあります。受賞は1968年です。でも、この外国人男性って北アメリカの先住民なんですよね。日本人女性との組みあわせに注目した人は当時いなかったようです。いまその視点であらためて読まれるべき、と読んだのももうだいぶ以前のことです。

大庭みな子*1の「三匹の蟹」は読んでいません(汗)。さて、このときの芥川賞は、「三匹の蟹」と丸谷才一『年の残り』*2のダブル受賞だったのですね。このときの芥川賞詮衡の様は以下のエントリーで言及されています;


「「三匹の蟹」と「年の残り」(夢は枯野をー17)」http://blog.livedoor.jp/maturika3691/archives/5691410.html



偶々検索で引っかかった「三匹の蟹」への言及;


「大庭みな子、『三匹の蟹』」https://blog.goo.ne.jp/rinakko_may/e/fc318e77f4c4e9e8b27c2e2993c4c9c8
荻野央「大庭みな子の『三匹の蟹』」http://wrincle2012.blog.fc2.com/blog-entry-10.html
kasegi「[文学関連、芥川賞」●2、「三匹の蟹」大庭みな子」https://kasegi.hatenadiary.org/entry/20070220/1171553368


最後のは「女流」というカテゴライゼーションがうざい。
有吉佐和子*3の『非色』も未読(orz);


本荘そのこ「人類永遠のテーマ「差別」を描いた有吉佐和子の稀有な一冊。」https://honsuki.jp/review/44849.html