たしかに、「元衛生兵」の偽医者の話は子どもの頃、新聞とかで読んだ覚えがあります。この背景として押さえておかなければいけないのは当時の（現在でも解消されているとは言えませんが）特に僻地における深刻な医師不足でしょう。また、米軍統治下の沖縄では「元衛生兵」による医療行為を特例として認めていたということがあったかと思います。
id:redkitty以前に先輩から聞いた話ですけど
戦後しばらく（60年代は確実に、70年年代も）にせ医者は多くて、元衛生兵という経歴の方が多かったそうです。診立ても上手で親切で地域で人望のある方々が多かったそうで、摘発するとうらまれたそうです。
（戦地でも衛生兵に抜擢されるのは優秀な人が多かったと、これも聞いた話ですが）
観ていませんが、今村昌平ににせ医者を扱ったもの、ありましたね。
さて、今村昌平*1の話ですが、検索をかけてみると、どうも映画ではなく舞台劇のようです。三遊亭圓朝の落語を原作とした『死神』*2。
ところで、大森一樹の『ヒポクラテスたち』*3にも「偽医者」が登場します。主人公（古尾谷雅人）の彼女が中絶手術を受けるが、その産婦人科医が「偽医者」だった！*4。
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- 発売日: 2008/02/22
- メディア: DVD
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20060530/1148999963 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20081007/1223380131 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100506/1273143892 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100924/1285299877 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20110422/1303409423 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20110523/1306114247 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20130415/1366001209 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180717/1531839022 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180719/1531974876 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/10/06/003702 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/10/08/012432 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/11/08/020239 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/01/24/100053
*2:See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E7%A5%9E_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)
*3:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110720/1311101778 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20151218/1450404776 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20151228/1451236331 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170222/1487776256 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/09/22/024712
*4:See 滝沢正順「劇映画に現れた図書館と図書館に関する一考察」『図書館界』39-5、pp.195-204、1988 https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I2872328-00 「映画「ヒポクラテスたち」 監督：大森一樹」https://odakyuensen.blog.fc2.com/blog-entry-669.html
