津村／高橋 - Living, Loving, Thinking, Again

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一時、シュタイナー思想の紹介者高橋巌氏と交流がありましたね。

鳥飼美和子「気功ワンダーランドへの参入！！」*1から引用；

私が気功と決定的な出会いをしたのは1988年から1989年である。そのころの私は、踊るということを諦めて「何か」を探していた。心理学、民俗学、人類学、宗教学とくに仏教、シュタイナーの人智学などなど、次々と興味ある本を読み、学習会に行き、独学の日々だった。そのとき人智学の会で津村喬先生の気功のレクチャーを受け、あ、これだ、私がこれまでやっていた踊りと同じ、身体の内的な世界を探究するものだと直感した。内界には森羅万象、宇宙がある、と。
1989年春分の頃、初めての中国研修とシンポジウムの旅に参加した。題して「神秘学と科学」、それまでさして行きたいとも思わなかった中国への初めての旅は、その後の私の人生の大きなターニングポイントとなった。そのシンポジウムにはシュタイナー研究の高橋巌先生、そして鎌田東二先生も参加されて、日中の神秘学と科学についての学術とともに人間的な交流が行われた。シンポジウムの仕掛人・関西気功協会の津村喬先生は、そのころ草の根的な健康運動としての気功普及からシフトチェンジし、「気」で世界を語り、気と哲学や宗教、先住民文化から未来科学まで、様々な分野を縦横に結び付け、論考を発表していた。

「東京自由大学」のFacebookアカウントでの追悼文も参照；

訃報　津村喬先生
東京自由大学に２回ご登壇いただいている気功師の津村喬先生が、6月17日にお亡くなりになりました。
東京自由大学では2003年、シリーズ〈20世紀の知の遺産　人物篇Ⅱ〉で津村先生に「毛沢東」をご講演いただき、2017年にはシリーズ〈身体と霊性〉で「日本治療家・霊術家列伝」をご講演いただきました。どちらも参加された方々からご好評をいただいております。
津村先生は、東京自由大学の前運営委員長・鳥飼美和子の師にあたり、東京自由大学へのご登壇もこのご縁から実現しました。2017年の講座では、両者の対談コーナーも設けました。
今回の訃報を受けて、鳥飼は津村先生と出会った1988年の講演会を振り返り、「シュタイナーと東洋哲学の関係を語り、「禅密功」という気功を紹介されたのだが、そのとき初体験の「気功」というものに、私は、おお！！これは原初生命体即興ダンスだわ、、と感動したのだった。（...）いま、肉体から解放された津村先生は凄いことになっているかも（...）思うままに、融通無限に軽やかに遊んでおられるだろうか」と記しています。
東京自由大学一同、津村先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=3061854647224041&id=238705646205636

ところで、高橋巌氏*2は澁澤龍彦 *3と同い年。現在は90を超えているわけだけど、上で言われている1980年代後半だと、まだ60代前半だったわけだ。

*1:https://freegreen.jimdofree.com/%E5%89%B5%E5%88%8A%E5%8F%B7/%E9%B3%A5%E9%A3%BC%E7%BE%8E%E5%92%8C%E5%AD%90/

*2:See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%B7%96_(%E7%BE%8E%E5%AD%A6%E8%80%85)