安部譲二

朝日新聞』の記事;


作家の安部譲二さん死去 「塀の中の懲りない面々
興野優平 2019年9月8日10時22分


 刑務所での収監体験をユーモラスに描いた自伝的小説「塀の中の懲りない面々」などで知られる作家の安部譲二(あべ・じょうじ、本名安部直也=あべ・なおや)さん*1が2日、急性肺炎で死去した*2。82歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻の美智子さん。

 東京都出身。中学時代に暴力団に加わり、その後は客室乗務員、ばくち打ち、用心棒、キックボクシングの解説者などを経験した。東京・府中刑務所での実体験をもとに描き、映画にもなった1986年のデビュー作「塀の中の懲りない面々」が大ヒットした。「塀の中のプレイ・ボール」「極道渡世の素敵な面々」など極道をテーマにした軽妙な作品を次々に発表して人気を博した。(興野優平)
https://www.asahi.com/articles/ASM983CXRM98UCLV001.html

何時の間にか「塀の中*3は刑務所を指す言葉として流通していたのだった。
そういえば、1980年代に、或る本屋でやくざ者にアベ先生の本は何処だ? 訊かれて、シンタロウですかと言った店員がぼこぼこにされたという出所不明の話を聞いたことがあった。PCでabejoujiと打ったら、第一候補は「安部譲二」ではなく「安倍譲二」だった。1980年代だったら、シバキの対象だな<マイクロソフト
生涯に亙って多様な属性を身に纏った人だったと思うけれど、音楽史的には矢野顕子に英語を教えた人(See 遠藤瓔子『青山「ロブロイ」物語』)。