白瓦斯

承前*1

名古屋大学工学部学生が「留年」に悩んで学生寮で自爆した事件を巡って。
朝日新聞』の記事;


男子学生の部屋から灯油缶、自殺図ったか 名大寮の火災

2017年5月5日18時47分

 名古屋市昭和区高峯町の名古屋大学生寮「国際嚶鳴(おうめい)館」の一室が4日に全焼し、焼け跡から男性1人が遺体で見つかった火災で、室内に灯油とホワイトガソリンの缶があったことが、県警への取材で分かった。県警は遺体が部屋に住む工学部の男子学生(20)とみて確認を進めており、これらの油を使って自殺を図った可能性があるという。

 昭和署によると、見つかった缶はいずれも空だった。室内にほかに火元となりそうなものがなく、灯油とホワイトガソリンに引火した可能性が高いという。また、5日の司法解剖で遺体の死因はやけどと判明した。

 男子学生は学業で悩んでいたといい、両親が話を聴くため、4日に寮を訪れていた。爆発音を聞いて男子学生の部屋に入ろうとした父親が口と手をやけどした。
http://www.asahi.com/articles/ASK555GB4K55OIPE00S.html

「ホワイトガソリン」については、Wikipediaからコピペをしておく*2

ホワイトガソリン(米: White Gas)とは、石油製品のひとつである。今日ではキャンプ用品として用いられるポータブルストーブやランタンの燃料として用いられる、ナフサから成る石油製品を表す一般名詞として用いられることが多い。日本では白ガス(しろガス)という通称が用いられることもあり、自動車用のガソリンはこれに対して赤ガス(あかガス)という通称で区別される。

ホワイトガソリンはガソリンの中でもほぼ純粋な石油成分のみで構成されており、コールマン製ホワイトガソリンでもオクタン価50-55前後と低いために内燃機関の燃料として用いるには不適であるが、オクタン価向上剤などの添加剤が混入されていないため煤の発生が少なく登山用ポータブルストーブやランタンなどの燃料としては今日でも最も適しているとされる。

エネオス系列のガソリンスタンドでは、18リットル缶単位で小売りされている場合もあるが、一般のガソリンスタンドで小売り販売されていることは少なく、殆どは200リットルドラム缶単位などでしか購入できない。ガソリンスタンドで小売りされるホワイトガソリンは燃料としてではなく部品洗浄油として販売されている。ほとんどの場合、ホームセンターや登山用品店などで4リットル又は1リットル缶単位で販売される。

アメリカでは、コールマンが販売するホワイトガソリンの商標であるColeman_fuelという名称の方が一般に知られていたが、有鉛ガソリンが存在した時代にはレギュラーガソリンには赤色の色素が混入され、有鉛ハイオクガソリンには紫色の色素が添加されており、これと区別するため無着色のColeman fuelが自然にWhite Gasと呼ばれるようになった経緯[5]が存在する。なお、2013年現在、コールマンが製造販売するホワイトガソリンには青色の色素が混入されており、その他のメーカーが製造販売する無着色のホワイトガソリン(白ガス)と区別して、コールマン製ホワイトガソリンには青ガス(あおガス)という通称が用いられることもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%B3

ところで、この工学部君も「ソープ」に行っていたら、自爆せずに済んだかどうか。
北方謙三*3へのインタヴュー記事;


野波健祐「伝説の回答「ソープに行け!」 真剣だった北方謙三さん」http://www.asahi.com/articles/ASK4N049ZK4MPTFC01J.html