キラキラ保護色

『RBB TODAY』の記事;


上半期赤ちゃんの名前トレンド……「心桜」「陽翔」あなたは読める?

2015年7月3日 8時0分


RBB TODAY
 「赤ちゃん名づけ」アプリなどを運営するリクルーティングスタジオ*1は、「2015年赤ちゃん名づけ上半期トレンドベスト100」を発表した*2。1位は「心桜」、2位は「陽翔」となっており、“難読系”の名前が上位にくる結果となった。

 この調査は、「無料赤ちゃん名づけ」アプリと「赤ちゃん名づけ実績No.1 / 無料赤ちゃん名づけ」ウェブサイト上のデータから、今年1月から6月分を集計、7月1日にまとめたもの。1位となった「心桜(こころ、こはるなど)」は昨年の上半期では3位だったが、今回のランキングでは1位になり、2ランク上昇となった。「桜のようにみんなから愛される優しい子に」「桜のように大きな心を持つように」「優しくみんなを包み込むような子になるように」などの気持ちが込められているという。

 2位の「陽翔(はると、ひなたなど)」は、男の子の名前の中では最上位。「太陽のように明るく周りを元気にして欲しい」などの由来がある。3位の「心愛凛(しえり)」は、昨年の23位から1年間で急上昇した。この名前には「心から愛される凛とした花のように」という願いが込められている。そのほか、5位の「杏柚」、7位の「蒼音」、9位の「大翔」、10位の「湊斗」は、昨年の上半期のランキングではベスト30圏外だったが、今回のランキングではベスト10にランクインしてきた。

 今回の特徴として「漢字2文字でひらがな3文字の読み方をする名前」が30位までのランキングの半数を占めた。この現象は「今年のトレンドと言えそう」と分析されている。
(後略)
http://news.livedoor.com/article/detail/10303833/

ところで、以前「逆DQNネーム」ということをいう人がいた。「SNSの普及により、あえて人気ランキング上位にあるような「よくある名前」をつけようという動きもある」。「本人が特定されないように個性的な名づけを避けるのだそうだ」*3。でも、「心桜」とか「 陽翔」とか「心愛凛」とか、今やキラキラこそがメインストリームなわけだ。つまり、(このランキングを信じれば)かつてはオーソドックスだと思われていた名前の方が目立つということになる。或いは、「心桜」とか「 陽翔」とか「心愛凛」というのはキラキラした保護色?

*1:http://www.recstu.co.jp/

*2:http://namae-yurai.net/halfYearAccessRanking.htm

*3:中澤夕美恵「なぜ親は子に「キラキラネーム」をつけるのか? 正しい名前の付け方を"お坊さん"から学んでみた」http://ure.pia.co.jp/articles/-/24119 http://ure.pia.co.jp/articles/-/24119?page=2 http://ure.pia.co.jp/articles/-/24119?page=3 Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20141202/1417541777