子のつく女の子は

承前*1

STAP細胞というか小保方晴子騒動の初期段階から、反小保方のスタンスを明確にしつつ関係情報の収集に努めているblogがあった。それはかつて『〈子〉のつく女の子は頭がいい』という本*2で一世を風靡した金原克範氏のblog。

3月に読んだエントリーをブラウザの履歴を頼りに(順不同に)挙げてみると、


小保方晴子、博論の審査も捏造か。ハーバード大 Vacanti 氏、早稲田大学から博士論文の審査提案を受けなかったことを明かす。Nature。3月18日記事。スーパーフリー大学轟沈。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140324/1395207580
「U.C.Davis の iPS専門家 Knoepfler さん、ついに切れる。「What the heck?」。小保方晴子の恩師 Vacanti またまた異なるプロトコルを発表。科学者の誠実さは詐欺師に対しては無効に働くことについて。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140326/1395367944
小保方晴子『共同研究者 若山教授を「聞くに堪えない言葉」で罵倒』。週刊文春。命の恩人である若山氏の家庭をめちゃくちゃにするだと!? 本人はさらに笹井芳樹氏をたぶらかして高級ホテルでセレブ生活。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140323/1395135571
小保方晴子、バカンティのサインを偽造して早稲田大学に提出か。小保方氏博士論文の審査否定=バカンティ教授、ネイチャー誌に―STAP細胞 時事通信 3月19日 12時17分配信。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140324/1395218830
STAP細胞の実験データは捏造だった!? 小保方晴子さん提出の資料がコラ確定。君もnatureのサイトで確認しよう。pptをダウンロードして画像処理ソフトを通すだけで加工跡が見え見え。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140221/1392549305
「「気付かなかった」そんなわけあるか! 小保方晴子は捏造女王。STAP細胞は大嘘。理化学研究所はさっさと首を切れ。野依なにしてんだ。往生際が悪過ぎる。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140302/1393298300
「『STAP細胞非実在について#4』。SLASHDOT.JP。kahoさんの日記。外部の反応みると、小保方晴子の捏造は研究者のあいだで確信に。日本国を震撼させる大事件に発展する。東京地検特捜部や国会証人喚問もありか。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140313/1394248140


小保方追及は現在も勿論継続している。最近のエントリーだと、例えば、


小保方晴子に懲役刑を!『小保方氏ピンチ 「STAP研究費6億円」に捜査のメスも』。日刊ゲンダイ 6月27日 15時54分配信。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140703/1403881676
「首都圏のある幹細胞研究者は「小保方晴子理研で再現に成功しても、誰も信じない。検証を続けても時間や税金の無駄だ」と切り捨てた『若山氏の分析は「存在しない証拠」』。共同通信。」http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140704/1404017847


エントリーの殆どは新聞記事のコピペだとはいえ、小保方追及をこれだけの密度で持続させる気力はどこから来ているのかと、思った。「早稲田大学」自体が大嫌いなのか。例えば「スーパーフリー大学」という表現。或いは、女性嫌悪的なジェンダー・バイアスから? 例えば、


理化学研究所内で実在しなかった実験がどのように糊塗されるか、よりも、嘘八百マシーンである小保方晴子がどのようにして権力を握るに至ったか。その実態が知りたいわけです。

彼奴が実験してこなかったのは明かでしょう(サンプルがない、ということは、ありません。確認のためには再現試験よりもまずサンプルのチェックである。しかしそういうことを超えて)。しかしそれ以上に、実験なしでも全部のつじつまを合わせられる自信が奴にはある。複数の人物を支配下に置いている。それはすでにワイドショーでも有名になった、理化学研究所笹井芳樹氏であり、丹羽仁史氏であり、山梨大学若山照彦氏である。彼らは外部に実態を明かせないくらい深刻なところを「握られている」のだ。

そちらの解明がなされない限り本件の解明は無理である。

多分、性的なところであろう。金がらみでもあろう。実験側からみていたのでは迷宮入りしてしまうのであろう。この期に及んでどうして彼ら小保方被害者は共同戦線を組めないのか。

それはセクハラ関係の法制度が小保方に対して一方的に有利であるように仕組まれているからである。女子力とは一言で言って脅迫である。若山は本を書くべきだ。『へびのような女』とでも題して出版してしまえばそれで禊は済むのである。
http://d.hatena.ne.jp/losttechnology/20140323/1395135571

という書き方。どれも動機の一部にはなっている可能性はあるけれども、それだけに還元することもできない。なので、今のところ、その情念の由来は不明。
とはいっても、情報源として重宝するということは認めなければならない。例えば、


Paul Knoepfler “Reactions to New On-Line Vacanti Lab STAP Cell Protocol” http://www.ipscell.com/2014/03/reactions-to-new-on-line-vacanti-lab-stap-cell-protocol/
David Cyranoski “Stem-cell method faces fresh questions” http://www.nature.com/news/stem-cell-method-faces-fresh-questions-1.14895


といった英語のソースは金原氏のblogを通じて知ったのだった。