不肖の息子など

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130223/1361644766に対して、


osaan*1 2013/02/24 14:04
エジソンも霊界通信機を発明しようとしてたとか。そしてエジソンの息子は父親の名前を冠した会社を立ち上げ、「どんな病気も治せる万能治療器」や「人の考えを写し取るカメラ」を「発明」して売り出したそうです。しかしエジソンは息子を詐欺で訴えました。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130223/1361644766#c1361682242
Thomas Alva Edison, Jr.(通称Dash*2)のことですね。彼については、Wikipedia*3もエディソン公式サイトにあるGerald Bealsによるバイオグラフィでも*4記述をスルーしていますね。エディソンの息子ということだと、後にニュージャージー州知事になった五男のCharles*5に焦点が当たるということになるのでしょうか。
IEEE Global History Network の”Thomas Edison's Children”に曰く、

As a young man Thomas Jr. (Dash) capitalized on the Edison name in a number of failed business ventures, such as the “Edison Junior Lamp,” a technology to generate electricity from ocean waves, and a company to make ordinary iron out of steel. He later sold the use of his name to companies he was not involved with at all, such as one selling a quack medical device called the Magno-Electric Vitalizer. He tried his hand at mushroom farming, but was a failure. His disappointed father harshly called him “absolutely illiterate scientifically and otherwise.”
http://www.ieeeghn.org/wiki/index.php/Thomas_Edison%27s_Children
2005年にこのダッシュ君をネタにしたTV番組が作られたらしく、それについての質疑応答がhttp://okwave.jp/qa/q1355954.htmlにあります。曰く、

エジソンの息子と分かると、みんながちやほやしてくれることに目をつけて、科学会社を設立。
「考えていることが写真になる機械」の開発などで、資金を集めていました。
当然詐欺なんですが、誰も訴えなかったんです。
しかし、父のエジソンが息子を告発。
そんな開発をする才能はないと、新聞等で訴えられて、会社は倒産。
その後、エジソンは息子に科学会社を興さない代わりに、牧場と、週に約200万円相当の仕送りをするという契約を結びました。
その後、50代で亡くなるまで、息子は牧場でまったり暮らしていたみたいです。

こんな感じでした。
それにしても、結構な御身分ですね。

ところで、スピリチュアリズムを巡っては、昨年読んだJohn Gray*6The Immortalization Commissionという本を巡って何か言おうとも思ってはいるのですが。
The Immortalization Commission: The Strange Quest to Cheat Death

The Immortalization Commission: The Strange Quest to Cheat Death