大陸のかけらから

Rebecca Morelle “Fragments of ancient continent buried under Indian Ocean” http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-21551149


かつてRodiania大陸*1において(現在の)印度亜大陸と(現在の)マダガスカルの間にあったとされるmicrocontinent*2、Mauritia*3の一部とされる鉱物(ジルコニウム)がモーリシャスの海岸の砂から発見されたというニュース。
さて、以前アラル海に言及したことがあった*4。子どもの頃から不思議だったのは、アラル海カスピ海*5が「海」と呼ばれていること。何故アラル湖やカスピ湖ではないのか。何故湖でなくて海なのか、大人は誰も教えてくれなかった。因みに、黒海は地図をよく見たら地中海に繋がっておりやはりウミなのだと納得したということがある。黒海アラル海カスピ海もかつてのテチス海*6の一部だった。まあ「アラル海」「カスピ海」と名付けた人たちがこの数億年前の地質学的事実を知っていたわけではないのだろうけど。テチス海は超大陸パンゲア*7分裂に伴って形成されたわけだが、冒頭に掲げた報道を読んで、そういえばロディアニアというのはパンゲアの1つ前の超大陸だったと思い出したのだった。