『直面世界的寓言』

友人である資佰*1の個展『直面世界的寓言(Parable: Face the World)』のオープニングのために蛮象藝術車間に行く。資佰の作品はこれまでも観てきたが、個展として観るのは初めて。ゴミに埋もれる上海、中国、世界。

それから、松浦寿輝『半島』を読了。色々と言いたいことがあるが、それは雲南から帰ってから。最後に近い、「人生とは畢竟、テーマパークの様々なアトラクションを経巡りながら味わういっときの享楽と、その興奮が冷めた後で軀の底から込み上げてくるうそうそとした寒々しさのことではないのか」(pp.331-332)という文を写しておく。

半島 (文春文庫)

半島 (文春文庫)