- 作者: 大岡昇平
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1980/08/27
- メディア: 文庫
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大岡昇平『事件』に、「過度の丁重さは却って、無礼になることがあるが、菊地は行儀正しい言い方が好きなのであった」(p.254)という文あり。俺の日本語の感覚では、
行儀(が)いい
行儀(が)よくない
行儀(が)悪い
で、「行儀」には「正しい」とか正しくないは続かない。「正しい」が続くのは礼儀だろうと思うのだが、「行儀正しい」という言い方はよくされるのか。