『歴史・文化・表象』

歴史・文化・表象―アナール派と歴史人類学 (NEW HISTORY)

歴史・文化・表象―アナール派と歴史人類学 (NEW HISTORY)

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071231/1199084983http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080121/1200860042でちょろりと引用したが、『歴史・文化・表象』をたらたらと読了。


1 George Duby「歴史認識における座標軸の転換」
2 Jacques LeGoff「歴史学民族学の現在――歴史学はどこへ行く――」
3 Emmanuel Le Roy Ladurie「歴史家の領域――歴史学と人類学の交錯――」
4 「インテルメッツォ:ルロワ=ラデュリーにきく」
5 Andre Burguiere「ヨーロッパ社会研究における人類学と歴史学
6 『アナール』編集部(Annales ESC)「アピール:歴史と社会科学――危機的な曲がり角か?――」
7 Roger Chartier「表象としての世界」

付録 柴田三千雄、遅塚忠躬、二宮宏之 鼎談「「社会史」を考える」

編訳者あとがき

アナール学派文化人類学的方法への接近を強めた「第三世代」の歴史家たちのマニュフェスト的テクストを集めたもの。また、「歴史認識における座標軸の転換」、「歴史学民族学の現在――歴史学はどこへ行く――」、「歴史家の領域――歴史学と人類学の交錯――」、「インテルメッツォ:ルロワ=ラデュリーにきく」は日本における講演或いはインタヴュー。
幾つか抜書きしておきたい興味深い箇所があるが、それについてはまた後日。