「烏帽子」じゃなくて冠

『日刊スポーツ』の記事;


紀香十二単に陣内は“聖徳太子

 女優藤原紀香(35)と結婚するお笑いタレント陣内智則(32)が29日、うめだ花月大阪市北区)でトークライブを行い、2月17日に生田神社(神戸市)で行う挙式に、束帯姿で臨むことを明かした。十二単(ひとえ)を着る紀香に合わせての正装で、先日衣装合わせを済ませたという陣内は「聖徳太子みたいな格好で、頭に烏帽子(えぼし)かぶって、足にはでっかいパンみたいな靴ですよ。私は誰でしょう? みたいな感じで絶対に爆笑になりますわ。おれも衣装合わせで笑ったもん」と告白。「秋篠宮が挙式で着ていた衣装」でもあるといい「天皇家の人が着たら似合うけど、おれは加古川の普通の子。紀香さんはきれいになって登場するのに…。おれ、絶対にニヤニヤしてまうわ」と苦笑い。

[2007年1月30日7時53分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070130-149034.html

藤原紀香藤原氏じゃなくて平家だったんだというのもちょっと驚いたのだけれど、「束帯」に合わせて頭に被るのは「烏帽子」ではなくて冠だろう。角力の行司が被っているのが烏帽子。ところで、現在「天皇家の人」や神官が着ている束帯、というよりもお雛様が着ている束帯は平安時代的なものであって、旧1万円札の聖徳太子が着ているのは様式が違う。あれを「束帯」と呼んでいいのかどうかわからない。