王小波

小波の小説を立て続けに買ってしまう;


 『尋找無双・東宮西宮』北方文藝出版社、2006 

 『唐人故事』中国档案出版社、2006 


私の中国語読解力はまだ小説を読みこなすレヴェルではないのだが、まあ挑戦してみることも無駄ではないだろう。
1997年に死去した王小波は1990年代の中国では大学生を中心に熱烈に読まれたが、日本では殆ど知られてはいないのではないかと思う*1。また、元社会学者が書いた小説ということでも興味深い。
『尋找無双』は19993年に刊行されたもの。唐代の話と1990年代中国の話が入り組んでいるようだ。『東宮西宮』は中国最初のゲイ・ムーヴィ『東宮西宮』(監督は張元)のシナリオ。『唐人故事』は米国留学中の1980年代初頭に既に書かれていた短編集。タイトル通り、唐代の話。


舅舅情人
夜行記
紅拂夜奔
紅線盗盒
立新街甲一号昆侖奴
を含む。
取り敢えずは、『唐人故事』から始めてみる。

*1:1990年代中国文化における王小波の位置については、取り敢えずhttp://www.ruf.rice.edu/~tnchina/commentary/round0398.htmlにおける王蒙(Wang Meng)の発言が参考になるのではないか。