やばやば、取り敢えず撤回

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060319/1142788647で、


最後に、脈絡なく岸さんのテクストに戻る。「解放系EMの人はもうアホみたいに実証主義を批判するけど、例えば実証主義都市社会学を「同じ土俵で」批判するのって、EMの仕事とちゃうんちゃう?」−−(私はEM者ではないけれど)〈小説家〉と〈批評家〉の関係っていうことでどうでしょうか。
と書いた。「〈小説家〉と〈批評家〉の関係」という比喩は不味いですね。取り敢えず撤回します。書いて、アップロードして、ベッドに入ったのですが、やっぱりあれ違うよねということで、悩み悩み、殆ど眠れなかった。多分、〈小説〉の中の緊張関係として捉える方が妥当なのかも知れない。〈小説〉というのは、ストーリーと描写とダイアローグとコメンタリーからなっているけれど、ストーリーに対する描写やダイアローグの緊張関係*1。描写やダイアローグがストーリーに完全に従属しているような小説はやはり〈通俗的〉と呼ぶに相応しいというのは、私流の小説の読み方。

*1:小説に於けるコメンタリーの機能はちょっと複雑なので、ここではオミット。