承前*1
朝の民放ワイドショーの司会者を22年間続けた #小倉智昭
— NHKスイッチインタビュー (@nhk_switch) 2023年2月13日
2016年には、ぼうこうにがんが見つかり、その後は肺に転移。現在も治療を続けている
自身が向き合った「死」について、僧侶の #スマナサーラ と語り合う#スイッチインタビュー EP2
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Eテレ『スイッチインタビュー』。アナウンサーの小倉智昭氏とテラワーダ仏教僧のアルボムッレ・スマナサーラ師との対談。「臨死体験」*2についての語りが面白かった;
天国や地獄というと、この世から見て垂直方向にあるような感じがするけれど、「臨死体験」の「文化的なイマジネーション」を見る限り、日本でも西洋でも他界は水平方向にあると想像されていることになる。
小倉:ぼうこうがんになって、死というものと初めて向き合ったんです。いろいろな(死後の)話を聞くじゃないですか。死の直前にお花畑があって、死んだ親父が出てきて「こっちに来い、こっちに来い」って言うけれど、自分は行かなかった。そうしたら、ふっと生き返ったとかそういう話はあるでしょ?スマナサーラ:ちらちらとありますね。
小倉:あれは現実に、頭の中で妄想しているだけですよね?
スマナサーラ:そうです。
小倉:僕は死んだらもう、全く無くなると思うんですよ。「無」になると思っているから、元素とか何かになって、それが輪廻転生という考え方になるのかと思うけど、「全くゼロになる」というのが死だと思っているんです。この考えっておかしいんですか?
スマナサーラ:臨死体験って、Near Death Experienceと我々、英語で言いますけど。この考えにみんな、すごい執着している。よく見ると、文化的なイマジネーションなんですね。で、西洋人のNear Death Experienceと日本人のNear Death Experienceは違います。
日本人は花畑を通って川を通ってなんとかかんとかっていうものになる。川の向こうからおいでおいでって言うだけでね。向こう(西洋)はさーっと上がってトンネルがあって、トンネルに向こうから光があって、そこに行かないで途中で止まったっていうね。あるいは天使たちが出て「あんた戻りなさい」と言ったとかね。だからあれはDaily Experience…毎日心にインプットされた、洗脳された文化的なイメージですよ。
小倉:洗脳された人が、亡くなる直前には脳が覚えていて、そういうことを見るんですかね。
スマナサーラ:するだろうと思います。だから生き返った人々がそう言ってるんだからね。でもそれは、私はそんなに真剣に考える必要はないと思いますよ。
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