「遺体」見つからず

Via https://nessko.hatenadiary.jp/entry/2022/04/01/102247

NHKの報道;


27年前の殺人事件 容疑者が100歳で死亡とみなし捜査終了 山口
2022年4月1日 6時52分


27年前、山口県下関市で男性の遺体の一部が見つかった事件で、警察が殺人の疑いで全国に指名手配していた当時74歳の父親について、生きていれば100歳になる去年、死亡したとみなして、容疑者死亡*1書類送検し捜査を終わらせたことが分かりました。

この事件は27年前の平成7年11月に、下関市の海岸などで下関市出身の吉田卓三さん(当時37)の遺体の一部が見つかったもので、警察は父親の吉田富一容疑者(当時74)を殺人などの疑いで全国に指名手配しました。

しかし行方はつかめず、捜査の進展が見込めない状況で、吉田容疑者が生きていれば100歳となる去年10月、死亡したとみなして容疑者死亡で書類送検し、事実上捜査を終わらせました。

警察は時効が廃止された殺人などの罪で、容疑者を特定しているものの行方が分からない事件では、日本人の平均寿命を踏まえ、100歳に達した時に死亡したとみなすことにしていますが、実際の事件でこうした扱いをしたのは、今回が初めてだということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220401/k10013562121000.html

記事を読む限りでは、この事件、殺された(らしい)息子の死体も完全なかたちでは発見されておらず、殺した(らしい)父親の方も、その死体が見つからぬまま、行政的・司法的には「死亡」が認定されてしまった。奇妙な反復。 行政的・司法的には死者なんだとは言われても、(実際に捜査に携わった警察官も含めた)多くの人にとって、吉田富一の死体は何処にあるんだというのは気になるのではないか。彼の生物学的生死の証。息子の方は海の藻屑となってしまったようだけど、父親の方もそれに従ったのだろうか?