そうか。「つつじヶ丘」で検索していたので、全然少ないじゃん! と思ったのですが、「つつじが丘」だとわんさか出てくるわけですね。躑躅が多かったから「つつじが丘」になったのか、それとも「つつじが丘」と名付けたから躑躅を植えたのか。
白クマWiki先生に尋ねてみたら、「つつじが丘」だけでもこんなにあるんですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%A4%E3%81%98%E3%81%8C%E4%B8%98いくつか見てみましたが、やはりつつじの群生から名付けられたのでは、というところが多いようです。
しかし話は逸れますが(失礼)、新潟県に「胎内市」というところがあるとは!
まさか地元には、ここから本州が生まれて、なんて伝説が残っているんでしょうか?
さて、「胎内市」*1ですけど、その由来は市域を流れる「胎内川」*2という川であるようです。「胎内川の由来には諸説ありますが、夏になると川の水が一部の場所で川底(体内)をくぐり、下流で再び流れることから「胎内」の字が当てられたと言われています」と解説されていますが*3、Wikipediaによれば、「胎内川」という表記が登場するのは江戸時代後期で、この表記が確立したのは明治になってからです。ところで、日本では川が擬人化される場合、坂東太郎(利根川)のように、男性とされることが多いように思いますけど、「胎内川」のジェンダーはやはり女性なのでしょうか*4。
さて、「胎内市」というのを見て、そんな市あったっけ? と一瞬思ったのですけど、2005年に合併によって誕生したのですね。所謂平成の大合併。ちょっと前に阿部真大『地方にこもる若者たち』*5を読んでいて、昭和における「地元」と平成における「地元」を比較する場合は平成の大合併を考慮しなければいけないよね、と思ったのでした。後者は広域化した「地元」であるわけですから。因みに、平成の大合併以降の地名にはいまだに馴染めないという感覚はあります。「さいたま市」とか。どうしても、大宮市とか浦和市とか蕨市といってしまう。
地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (朝日新書)
- 作者:阿部真大
- 発売日: 2013/06/13
- メディア: 新書
*1:http://www.city.tainai.niigata.jp/ See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8E%E5%86%85%E5%B8%82
*2:See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8E%E5%86%85%E5%B7%9D
*3:http://tango-tango.net/about/
*5:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20131217/1387215045 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/02/04/122203 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/02/09/142828