八坂神社は？ - Living, Loving, Thinking, Again

承前*1

『毎日新聞』の記事；

「新型肺炎、早く終息を」　奈良・春日大社で「悪疫退散祈願」
1/31(金) 11:39配信毎日新聞

　国内で新型コロナウイルスの感染が広がる中、奈良市の春日大社 *2で31日、「悪疫退散祈願」が行われた。ウイルスによる肺炎の流行が収まるのを願い、終息が確認されるまで神職が毎日、朝夕に祈りをささげるという。
　午前9時から、神職が疾病よけの護符を奉納し、あらゆる災いを除くとされる「中臣祓（なかとみのはらえ）」を唱えた。終了後、伊勢久夫権宮司（63）は「全世界の人がコロナウイルスに感染せず、早期に終息するように思いを込めた」と話した。
　奈良では、新型肺炎が猛威を振るう中国・武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手が感染。ツアー客らが春日大社に隣接する奈良公園にも立ち寄ったことが明らかになっていた。【小宅洋介】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200131-00000028-mai-soci

「悪疫退散」といえば、「蘇民将来」*3、或いはその元締めたる祇園社、すなわち八坂神社*4 ということになるので、こちらの方もしっかりとやってほしいよ。あと、仏教だと、やっぱり薬師如来？
近代主義者はこういうことを嘲笑するかも知れないけれど、それはあまりに浅墓だろう。
ナカイサヤカさん曰く、

日本は非常に根深い呪術的思考を保持していますね。神道の基礎ですし、否定する思想を持っているはずの仏教も呪術の利用を選んでしまい、新興宗教の多くも呪術的思考を使って教えを組み立てています。対抗勢力が何もない。ただ今回は不合理をすべて引き受けてくれる社会的装置として働いてくれそうです
— ナカイサヤカ@翻訳と英語と出版 (@sayakatake) 2020年1月31日

十分理解してわかって利用すれば正統派の宗教は心に安らぎを与えてくれる仕組みです。日本の正統派宗教は呪術的思考がベースなので、この点についてはがたがた言わないで、科学が出来ないことをやってくれることに感謝しましょう。
ありがたい、ありがたい。
— ナカイサヤカ@翻訳と英語と出版 (@sayakatake) 2020年1月31日