九郎判官からガリヴァーへ?

秋田魁新報』の記事;


ガリバーに御伽草子影響か 「小人の島」などに共通点
2019年11月7日 掲載 2019年11月7日 更新


 英国の作家スウィフトの風刺小説「ガリバー旅行記」(1726年)*1と、日本の御伽草子「御曹司島渡」「蓬莱山」との共通点を示す概説が、13日刊行の「日本古書通信」で発表される。具体的な作品を挙げて類似性を指摘する発表は初めてで、御伽草子が影響を与えた可能性もあるという。慶応大の石川透教授(国文学)と原田範行教授(英文学)が、異分野の研究成果を統合して新説を導いた。

 石川教授によると、「御曹司島渡」は源義経兵法書を求めてさまざまな島を訪れる物語。小人の島、巨人の島、馬人の島は旅行記と共通する。「蓬莱山」の絵巻には、空中に浮かぶような島や宮殿が表現されている。
https://www.sakigake.jp/news/article/20191107CO0066/

問題はジョナサン・スウィフトが何時頃・どのような経路で「御伽草子」を知ったか、或いは「御伽草子」は如何にしてヨーロッパ世界へ輸出されたのかということ。
「空中に浮かぶような島や宮殿」、すなわち『天空の城ラピュタ*2
ガリヴァー旅行記 (岩波文庫)

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