「第一世代」

竹森俊平、中西宏明、新浪剛史柳川範之就職氷河期世代の人生再設計に向けて」https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019/0410/shiryo_02-1.pdf
AbemaTIMES「就職氷河期世代が「人生再設計第一世代」に名称変更、SNSでは「言葉遊びか!?」の声も」https://abematimes.com/posts/6068042


「ロスジェネ」とも言われた「就職氷河期世代」*1が「人生再設計第一世代」に改称されるのだと。連想したのは、「第一世代」があるなら、今後、第二世代、第三世代もあるのか、ということ。
悲観的な意見としては、例えば、


フロイド*2「いいかい学生さん、革命をな、革命をいつでも起こせるくらいになりなよ」https://www.byosoku100.com/entry/2019/04/16/134843


曰く、


就職氷河期という固有名詞に第一世代というインデックスをつけるあたり、底知れぬ悪意を感じる。僕は今までクソゆとり世代扱いを度々受けてきたが、氷河期世代についてはもうちょい悲惨ということで、見てみぬふりをしてきたというか、知り合いにその世代の人がいないので気にしないできた。それを第一世代とかオートインクリメントしそうな番号つけられたら、おいやめろバカ、この日本は早くも終了ですね、と言わざるを得ない。

氷河期世代はおそらく今までの感じからして無抵抗でと殺されるのだろうが、僕らの世代はどうか。なんだかんだで不況なれしつつも、就職率が高いこともあって糊口をしのいでいる人が多くいるような気もする。ただそれは微々たる差であって、引きこもりも非正規安月給も山ほどいて、やっぱり沈黙気味なのは氷河期もゆとり世代も変わらないのかもしれない。

つまり氷河期が鞭打たれれば、時間差で僕らも鞭打たれる。次の世代はその流れをみるから抵抗するかもしれない。それはおそらく氷河期世代がどの程度傷を負って、どれほど悲惨な目に会うかによって変わるのだろう。日本とて昔は一揆などが頻発したり反乱があったりしたのだから、その日食う飯に困り、未来が見えなくなり、さらに前にいた人々が血反吐を吐いてのたうち回る姿を見れば、いよいよ街頭に繰り出し連帯を組むかもしれない。