ところで、広場恐怖症って?

スポーツニッポン』の記事;


ロッテ・永野 広場恐怖症を公表 飛行機や新幹線など長時間の移動で不安に「しっかり治療していきたい」
[ 2019年3月12日 16:10 ]


 ロッテの2年目左腕、永野将司投手(25)が12日、不安障害のひとつである広場恐怖症であることを公表した。ZOZOマリンのオープン戦・ヤクルト戦後に自ら報道陣の前で「吉井投手コーチや川越投手コーチのご理解もいただいている。しっかり治療していきたい」と明かした。
 飛行機や新幹線など長時間の移動の際に不安に襲われ、動悸(どうき)などを引き起こす症状で、大学(九州国際大)時代から長距離の移動の際には新幹線でも各駅停車を利用するなどしてきたという。社会人のHonda時代に広場恐怖症であることを診断された。ロッテ入団の際は球団と話し合い、現状で無理のない方法で移動するなどしてきた。今年2月の沖縄・石垣島キャンプは空港まで行ったが、参加は断念していた。

 この日のヤクルト戦では4番手で1イニングを投げ、1安打1三振無失点。永野は「真っ直ぐで押せた。スピンの効いた球を投げられた」と手応えを口にした。今季は1軍の戦力として期待されており、治療を続けながら仙台や大阪など可能な限りで遠征にも参加する方向だ。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/03/12/kiji/20190312s00001173250000c.html

濵田理央「永野将司投手、広場恐怖症を公表した理由を投稿「受け止めて、モヤモヤを取ろうと思った」」https://www.huffingtonpost.jp/entry/nagano-shouji_jp_5c878e48e4b08d5b78653ef6


曰く、


プロ野球千葉ロッテの永野将司投手が、広場恐怖症であることを公表した。3月12日に報道陣に対して明かした後、自身のTwitterでも報告した。

野投手は公表に踏み切った理由について「年々症状が悪化して今年はキャンプにも参加できずいろいろな方々や応援してくれるファンに心配をかけ、ご迷惑をおかけして、いずれバレると思い公表しました」と説明。


いつも応援ありがとうございます。
この度、パニック症(広場恐怖症)を公表させていただきました。
公表した理由については、年々症状が悪化して今年はキャンプにも参加できずいろいろな方々や応援してくれるファンに心配をかけ、ご迷惑をおかけして、いずれバレると思い公表しました。


— 永野 将司 (@0302xoxo1) March 12, 2019
https://twitter.com/0302xoxo1/status/1105390248840712196

続くツイートで、他の芸能人のパニック症告白を取り上げた記事について触れ、「ほとんどの芸能人の皆さんが公表しているので、僕も受け止めてモヤモヤを取ろうとおもいました」と後押しになったことを明かした。

それと、最近ニュースでよくパニック症にかかわる記事をを見てほとんどの芸能人の皆さんが公表にしているので、僕も受け止めてモヤモヤを取ろうとおもいました。今年はスタートがかなり出遅れているので少しでも取り戻せるようアピールしていきたいですこれからも暖かいご声援してくれたら嬉しいです。


— 永野 将司 (@0302xoxo1) March 12, 2019
https://twitter.com/0302xoxo1/status/1105390587363024896

この記事の後半では、「広場恐怖症」について、

療法人社団ハートクリニックの公式サイトによると、広場恐怖症は通常であれば何でもないような状況に対し、過剰な恐怖や不安を持つ「不安症群」の一つ*1

朝日新聞(2003年2月6日付朝刊)によると、突然、何のきっかけもなく、激しい恐怖や不安感が高まる「パニック発作」が繰り返される「パニック症」を伴う場合が多いという。

パニック発作が繰り返されることで、また症状が襲ってくるかもしれないという、漠然とした不安を感じる「予期不安」に悩まされ、そこから「広場恐怖」に発展するケースがある。

過去に発作が起きた場所や、発作が起きた時に逃げられなかったり、助けが得られなかったりする場所に不安を感じ、次第に避けるようになってしまうという。

と述べられている。
但し、これを読んでも「広場恐怖症」ってどういう病気なのか理解できなかった。一般的なパニック障害*2とどう違うのか。
濵田理央「広場恐怖症とは? 千葉ロッテ・永野将司投手が症状を告白」という記事では*3、「ハートクリニック」のほかに、「女性心身医学会」のサイトも参照されている*4。これによると、広場恐怖症は「パニック」を起こしたという記憶がある場所、「パニック」が起きそうだ予想される場所への接近が回避されることだということになる。
閉所恐怖症*5の反対というわけではない。