新川てるえ「国際ロマンス詐欺とは? 相談を受けた専門家が明かすその巧妙な手口」https://www.huffingtonpost.jp/shinkawaterue/kokusai-romance_a_23651309/
結婚を巡る詐欺というのは昔から「国際」的なものが多かったような気がする。(布哇の)カメハメハ大王の末裔だとか英国王室だとかCIAの工作員だとか。21世紀の「国際ロマンス詐欺」の特徴はSNS、特にフェイスブックの「友達申請」を取っ掛りにすることであるらしい。新川さんは
と記事を締め括っている。
結婚している私には関係ない、と思った人。それは大きな間違いです。詐欺師は、たとえ既婚者であってもお金になると思えば「I LOVE YOU」を連呼してきます。また、男性の被害者もいらっしゃいます。「私は大丈夫」
「既婚者だから」
「男だから、関係ないよ」
という固定観念は捨ててください。詐欺師は、あなたを狙っているかもしれません。
ところで、詐欺的なコミュニケーションの言語は英語なのだろうか、日本語なのだろうか。前者だとしたら、学歴や学力も意識も高い系の人が却って被害者になりやすいということになるのでは?
ところで、10数年前の「国際」ならぬ国内「ロマンス詐欺」を再提示しておく;
脳外科医かたり女性多数から2億詐取、無職男を追送検
国立大病院の脳外科医になりすまし、女性から金をだまし取ったとして福岡県警前原(まえばる)署に逮捕された男が、東京や大阪、宮崎など9都府県で約7年間にわたり、同様の手口で約2億円を詐取したと供述していることがわかった。
被害者は約120人に上るとみられ、同署は裏付けが取れた女性4人に対する約5600万円分について、詐欺容疑で福岡地検に追送検した。追送検されたのは、大阪府出身で住所不定、無職吉本敏喜被告(49)(詐欺罪で起訴済み)。吉本被告は昨年8月、福岡市のホテルで、インターネットで知り合った福岡県内の女性(当時45歳)に「手術ミスに備えて保険料を支払う必要がある」と説明し、380万円をだまし取ったとして4月に逮捕された。
被害者は主に30〜40歳代の女性で、吉本被告はだまし取った金を高級ホテルの宿泊代や飲食費、競艇につぎ込み、逮捕時には二十数万円しか残っていなかった。
(2006年11月23日9時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061123i202.htm (Cited in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20061124/1164336947)