民進党の妖怪溶解或いはメンタル・ヘルス問題

承前*1

キャリコネニュース』の記事;


民進党・前原氏が希望の党と合流で「カオス」と困惑する声 「何のための代表選だったのか」「全く意味不明」
2017.9.28

キャリコネ編集部



同党の有田芳生参議院議員は27日、「民進党希望の党が合流する構想が強まっているという。『いう』と書くのは、いわゆる『ボス交』(ボスの交渉)でことが進んでいるから、全く知ることができないからだ」とツイートし、状況を把握できていないことを明らかにしていた。その上で、


「安保法、共謀罪などに賛成した議員との合体は『悪魔』との握手だ」
と合流を批判していた。希望の党には、「日本のこころ」に所属していた中山恭子参院議員や「みんなの党」に所属していた松沢成文参院議員ら、安保法や「共謀罪」法案に賛成していた議員が名を連ねている。そうした人々と手を組むことはできないということだろう。

共産党志位和夫委員長も同日、


希望の党は、安保法制を容認し、改憲を進めるとしている。これでは自民党と同じ。自民党に対抗する旗は立てられない。民進党が、市民連合との合意、野党4党の合意を守ることを期待する」
と語っていた。前原代表の狙いは安倍政権との対峙にあるようだが、希望の党では自民党と差別化できず、対抗できないのではないかという指摘だ。

また民進党・前原代表の行動に戸惑う声も相次いでいる。前原代表はつい先日行われた同党の党首選で、枝野氏を下して党首になったばかり。経済評論家の佐藤治彦さんは、


「代表が民進党から出て行きたいのであれば出て行けばいいじゃないか。他のものまで巻き添えにする必要はない。何のための代表選だったのか?」
と批判。他にも「何で民進党代表に立候補したんだよ」「何がしたいのか、全く意味不明」といった声が相次いでいる。



枝野幸男代表代行の意向は?「発言が不正確な引用をされています」とNHK報道を否定

時事通信によると、前原代表の唐突な路線転換に党内は混乱しており、反発も予想されるという。気になるのは、枝野幸男代表代行の意向だ。

NHKは27日、枝野氏も出席した民進党の緊急会合で「民進党の候補者に党の公認は出さず、党籍を残したまま『希望の党』の公認候補とすることや前原代表は無所属で立候補することなどが報告された」と報じていた。

この報道に対して枝野氏は同日、「私の発言が(しかも記者に話したものでありません。)不正確な引用をされています。記事になるプロセスでの伝聞の重なりではないでしょうか?」とツイート。枝野氏が希望の党への合流や前原代表の無所属での立候補を認めたとも読める報道を否定していた。
https://news.careerconnection.jp/?p=41140

狐に化かされたような感じというか、現実感がついてこないという感じなのだが、古寺多見氏も

安倍晋三が「今なら勝てる」解散に踏み切ったせいで、本来なら当初私が解散総選挙を予想していた来年1月頃までの間に時間をかけてゆっくり行われるはずだった動きが、コマ送りのフィルムを見るかのようなスピードで行われ、正直言って全くついて行けていない。
と書いていて*2、何となく一安心(笑)。
前原誠司小沢一郎を介して小池百合子三者で密室談合し、民進党を小池に売り渡した」ということらしいのだが*3、「小沢信者」にして元『週刊朝日』編集長の山口一臣という人が「民進党解党→小池新党へ合流で、安倍首相が落選の危機?」という文を書いているらしい*4。また、

bousouwakoudo*5 2017/09/28 07:20

kojitakenさんの分析は鋭いと思うのでいつも見ていますが、やはりどうして小沢一郎先生を非難するのかがよく分からない。
植草一秀先生は今回の合流話が表に出る前から、それを予期する記事を書かれていますが、「脱原発」と「反増税」はまさに国民の生活が第一の結党時の方針です。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-07b0.html
kojitakenさんをはじめ左側の方は、国民は右翼的な政治を望んでいることを忘れて、「安倍=右翼」というレッテル貼りが安倍政権を強くしたことを見逃しているように思えます。
右翼野党の存在が、政権交代の原動力になるはずです。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20170928/1506550369#c1506550819

「小沢信者」であることというのはメンタル・ヘルスには有益なのか。「小沢信者」には自殺も鬱病も神経性胃炎も少ないのか。