立山晃「クモの糸に学び、構造タンパク質をつくる」『RIKEN NEWS』(理化学研究所)423、2016年9月、pp.4-7
曰く、
そうなんだ! 芥川龍之介は知っていただろうか。
タンパク質のうち、酵素などの化学反応に関わるものは”機能タンパク質”と呼ばれる。一方、コラーゲンなど体の構造づくりに関わるものを”構造タンパク質”という。
シルクも構造タンパク質である。シルクというと絹糸をまずイメージするが、カイコなどの昆虫やクモがつくる繊維状タンパク質の総称がシルクである。(p.4)
『RIKEN NEWS』は「日本科学未来館」*1で見つけた。デザイン(レイアウト)は洗練され、記事もわかりやすい。「フォントクリエイト」という編集プロダクションが編集を請け負い、記事は「フォントクリエイト」所属のライターによる理研の研究者への取材・インタヴュー記事という体裁を採っている。ほかに、
鈴木志乃「グリア細胞”アストロサイト”は脳内で何をしている?」(pp.8-11)
とか。
「国立極地研究所」*2のPR誌『極』(15、2016年夏)はデザインの洗練では理研には及ばないが、内容は面白い。例えば、
冨川喜弘、南沢奈央「南沢奈央と語る地球温暖化とオゾンホールの今」(pp.2-5)
吉田栄夫「私にとっての南極事始め―宗谷の時代(1)―」(p.1)
とか。
「日本科学未来館」へ行ったのは『The NINJA―忍者ってナンジャ!?』*3を観るためで、『The NINJA―忍者ってナンジャ!? 公式ブック』も買った。
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